【生後2ヶ月・1泊2日温泉旅行】 | 赤ちゃん連れ旅行記

赤ちゃん連れ旅行記

娘が生後2ヶ月の時から、毎月一緒に旅行しています。
キッズ連れ旅行についてのサイトや本は多いものの、ベビー連れ旅行についての情報はとても少ないのです。
でもベビー連れ旅行に行きたいと密かに考えてる方もいるのでは。
だから、いつか、誰かの参考になれば☆

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34歳1児の母、娘のエマニエルは現在9ヶ月10ヶ月。
結婚,妊娠前から旅行大好き!な私が、突然やってきた産後うつを乗り越え、エマニエルが生後2ヶ月の頃から、毎月一緒に旅行に出掛けています。
これは、私とエマニエルの、ちっぽけな旅行記です。

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まだまだ産後うつの症状は完璧に消滅した訳ではありませんでしたが、誰にも会いたくない、テレビも楽しくない、家に居たい、、、と塞ぎこんでいた私にとって、温泉旅行に行きたいな~と思えた事は、小さくて大きな一歩だと思いました。

毎晩、娘のエマニエルが寝た後に、ネットで「赤ちゃん連れ旅行」「赤ちゃんと温泉」「生後2ヶ月   温泉」などを調べに調べ、検索魔になっていました。

どんなホテルが良いの?
持ち物は?
そもそも温泉に入れるの?
調べる事は沢山ありました。


それらを全て踏まえ、本当に行くかどうかを迷いましたが、「ええぃ!」と予約ボタンを押したのです。
(これがネットの怖いところ。指先1つで予約も購入も出来ちゃうのだから。)

そして荷物をまとめ、ドッキドキの初旅行に出掛けました!
車で三時間の場所に行ったのですが、エマニエルはもともと車は乗り慣れており、移動中は基本的に寝ていました。
出発前にミルクを飲ませていたので、移動中に飲ませる事はありませんでしたが、もしものために、ミルクセットはすぐ取り出せるようにしていました。

ホテルに着いて、部屋でひと休み。

【ホテルについて】
まず、温泉と言っても色んな宿があります。
赤ちゃんウェルカムな宿もあれば、お断りな宿も。
だから、赤ちゃんや子供ウェルカムなホテルを調べました。
そして、出来るだけ大きなホテルにしようと思いました。
エマニエルはまだ生後2ヶ月。
眠くなると泣くし、夜中にお腹が空いて泣くし、大人な雰囲気のこじんまりした宿だと、泣き声が響くだろうと考えました。
そして部屋は、客室露天風呂付きの部屋に決めました。
温泉成分自体は特に問題はなかったのですが、大勢の人と一緒に大浴場に入る事への不安(ウンチ、オシッコ、お湯の衛生面など)もあったので、のんびり家族で入れる客室風呂がベストだと考えました。
何より、私(もしくは主人)一人でエマニエルと大浴場なんて、無理ですからね。
頭や体を洗ってる間、エマニエルはどこにいれば良いの?ってなりますからね。

そしてネットで予約する時に、コメント欄に「生後2ヶ月の娘と一緒です」と記載しました。
これには、部屋の場所をホテル側で考慮してくれるだろうという意味があります。
隣の部屋が、何かの記念日でいらしたカップルだったり老夫婦だったりすると、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきては台無しですもんね。
案の定、実際の両隣りの部屋は、子連れファミリーでした。

そしてベビーベッドもお願いしました。
自宅ではいつもベビーベッドで寝ているので。
ホテルによっては追加料金がかかる場合もあるらしいですが、ほとんどは無料だとおもいます。
もしいつも添い寝をしている場合は不要かと思います。

客室露天風呂付きの部屋にしたので、お風呂はいつでも気軽に入ることが出来ます。
温度調節も出来たので、エマニエルが気持ち良い温度にしました。

体を洗って、頭を洗って、いざ初温泉へ!!

主人と私とエマニエルと3人で、ゆっくりのんびり入ることが出来ました。
エマニエルも気持ち良さそうにしていました。

夕食も朝食もバイキングだったので、エマニエルの様子を見ながら、機嫌が良さそうな時に会場へ。
主人と交代で食べ物を取りに行き、久しぶりにお腹いーっぱい食べて大満足☆
ベビーカーを持っていったので、エマニエルはベビーカー(まだ首が座っていないのでリクライニング)に横たわり、天井のキラキラした照明を、不思議そうに見ていました。

そして夜、エマニエルを寝かし付け、夫婦でのんびり客室露天風呂に入りました。
っと言っても、二人ともエマニエルの様子が気になるので、3~5分おきに客室へ繋がる窓を開けて、泣いていないか確認していました。
お風呂から上がり、二人とも久しぶりの旅(かつ、はじめての子連れ旅)に疲れていたのでしょう。
早くに眠りにつきました。

翌朝、エマニエルの機嫌が良い時を見計らって、朝食バイキングへ行き、部屋に戻って交代で最後のひとっ風呂を浴び、三時間かけて自宅へ帰ってきました。

今思い返すと、この時はまだ産後うつが完治しておらず、エマニエルのちょっとした声に敏感になり、少しでも泣けば、他のお客さんの迷惑では?!と不安になっていました。
(実際は隣の部屋の子供たちの方が賑やかでしたけど)

でも、この温泉旅行は本当に行って良かった!
ネットでの赤ちゃん連れ旅行に対する批判的な意見に、一時は諦めようかとも思ったのですが、その人にはその人の、我が家には我が家のやり方があり、やりたい人はやれば良いし、やりたくない人はやらなければ良いと割りきる事が出来ました。
そして何より、気持ち良い露天風呂で、のんびり主人と話が出来て、また1つスーッと気持ちが軽くなりました。




【持ち物について】
これは、必ずメモするべきです。
思い付くものを紙に書き、その後「必ず持っていくもの」と「あれば便利なもの」に分けます。
今回は車で三時間の場所にある温泉宿でしたので、私は「あると便利なもの」も全て車に詰め込みました。
これが飛行機での旅行となると、話は別。
飛行機での旅行については、いずれアップします。



★生後2ヶ月、車での温泉旅行version★

・オムツ(1日の必要枚数×日数分+5枚)
・おしりふき(必要分+1日分)
・ビニール袋(使用済オムツを入れる)
旅先で下痢になってしまったらオムツやおしりふきがどんどん減って行きますので、オムツは+5枚くらいあると安心です。おしりふきは、最悪はティッシュで拭いて、仕上げだけおしりふきにするとか、お風呂でお尻を洗う事も可能。
事前にホテル内又は近くにオムツが買えるお店があるのなら、足りなくなれば買い足すという方法もあり。
ホテルでは、使用済オムツはビニール袋等に入れて捨てます。

・ミルク(1日の必要分×日数分+予備)
・哺乳瓶(私は4本持参)
・ミルトンセット(液体ではなく錠剤)
・哺乳瓶洗いセット(洗剤やスポンジ)
・魔法瓶(移動中に飲ませる可能性あり)
・湯ざまし(移動中に飲ませる可能性あり)
完全母乳の方は必要ないと思いますが、混合又は完全ミルクの方は必須ですね。
粉ミルクは缶で持っていくのもアリですが、私は「明治ほほえみ  らくらくキューブ」を持っていきました。



一粒で40mlのミルクが出来るので(これを更に半分にすれば20mlになる)、ささっとミルクが作れるし、粉をこぼす心配もありません。
でも、赤ちゃんによっては、飲み慣れた味のものしか受け付けない可能性もありますので、旅行の時だけコレにするのは危険です。事前にこの味に慣れさせた方が良い。
それと、ホテルの部屋に湯沸しポットかケトルがあるかどうかも必ず確認した方が良いです。欲を言えば一定の温度に保てるポットの方が楽ですが、ケトルしかない場合は魔法瓶で保温しておくと便利です。
車なら、自宅のポットを持参することも可能ですね。

・着替え、パジャマ(日数分+1~2セット)
赤ちゃんって、えーなんで今?!というタイミングでウンチが漏れたりするんですよね。吐き戻しで服が汚れる事もあるし。なので、着替えは少し多めが良いです。

・お風呂セット
車で行くからこそ持っていけるアイテムです。いつも使っているバスチェアだと、赤ちゃんも安心すると思います。我が家もリクライニング式のバスチェアを使っているのですが、車なので持参しました。
それとベビーソープ、体や顔を洗うガーゼ
等、いつものアイテム。



・ベビーカー
夕食や朝食がバイキングなら、必要な時もあります。首が座っていないと、ホテルにあるベビーチェアは使えない可能性もあります。抱っこひものままだと、食べづらいですからね。
館内やホテル周辺をお散歩するのにも活用できます。

・睡眠セット
おくるみ、枕、スリーパー、おしゃぶり等、いつも決まっている睡眠セットがあれば。いつもと違う雰囲気だと言うことは赤ちゃんも気付きますので、いつものアイテムがあれば安心するはずです。

・薬関係
乳児湿疹やオムツかぶれ等、処方されている薬があれば、持っていった方が安心です。今は大丈夫でも、旅先で突然症状が出てくる可能性もあるので。

・必要と思われるアイテム
いつもの1日の流れを思い返し、必要と思われるアイテムは持っていった方が安心です。
我が家で言えば、鼻水や鼻クソは綿棒で取るので、綿棒は必須。
必要なものを書いた紙をちょくちょく見ながら1日を過ごすと「これ書いてなかった!」と気付く事もあります。


【日程について】
旅行に出掛ける日をいつにするか。
私は育休中なのでいつでも良いんですね。
だから問題は主人。
幸い主人は自営業なので、比較的休みやすいのです。
ということは、あえて土日に行く必要はないので、ド平日に行くことにしました。
平日の方が空いてるし、安いプランも沢山あります。
私が赤ちゃん連れ旅行をアップしていく中で伝えたい事の1つに、「育休中だからこそ、安い時に行こうよ!」があります。
今回は車での旅行について書いていますが、飛行機を使ったツアーでも、平日が格別に安い場合もあります。
旅行会社のパンフレット棚を見ても、日付指定の安い旅行が抜粋で陳列されていたりするのですが、そういうのは全て平日出発です。


【両親の心構えについて】
旅行の準備は早めにしましょう。
私は旅慣れているので、自分一人の旅行や夫婦の旅行なら、前の日にチャチャッと済ませていたのですが、ベビー連れは忘れ物1つで大変な思いをする可能性があります。まだ言葉を話せないからこそ、場所が変わっても「いつもと同じ」なアイテムを使ってあげると、赤ちゃんの安心度が上がると共に、大人の楽しい度も上がると思います。

旅先では赤ちゃん最優先。
ご飯の時間は、お腹が空いたからではなく、赤ちゃんの機嫌を見ながら時間を決める。
グズグズタイムに食べに行くと、せっかくのバイキングも台無しですからね。

そして夜はいつも以上に泣くことは覚悟です。いつもと雰囲気が違うことは、空気感や匂いや寝具の肌触り等で分かるようです。
娘のエマニエルも、普段は5~6時間まとめて寝るのに3時間おきに泣いて起きました。

夫婦だけの時のような、身も心ものんびりリラックス~な旅行を求めている場合は、赤ちゃん連れ旅行はお勧めできませんが、赤ちゃん連れなのだから大変だろうな~という事を踏まえた上で、何か1つでも「極楽じゃ~」と思える事が出来たら、満足度は上がると思います。

我が家の場合、プラスのお金を払って客室露天風呂にした事と、エマニエルの様子を見ながら食事の時間を決めた事で、過度な配慮をしなくて済み、とっても楽しい旅行になったのです。
(夜泣きで多少寝不足になりましたが、、)









この旅行を終え、エマニエルともっとどこかへ行きたいな、と思い始めました。
何より、旅行中に「楽しいなぁ~」と思えた自分がすごく嬉しかったのです。
そうそう、こんな感じ、私ってこんな人だったよね!と。

だから次は、エマニエルと二人で飛行機で帰省してみようと考えました。
母はちょくちょく我が家へ泊まりにきていたのですが、父は産院でエマニエルに会って以来、写メでしか顔を見ていませんので、会いたがっているだろうと思ったのです。
でも飛行機となると、車での旅行とは違う不安もあるし、3泊の予定で考えていたので、持ち物も考え直さなくちゃ。
持ち物リストを作り直そう!


リストを書いたり、持ち物を用意したりしていると、自分でもテンションが上がっていくのが分かるのです。
思えば「旅行」というキーワードが、私を回復へと導いていたのです。



次回は、生後3ヶ月ドッキドキな初飛行機旅をアップします。