歯科医院での人材・人財・人在・人罪 |               歯科界歯科医師を元気にする情報ブログ

歯科医院での人材・人財・人在・人罪


こんにちは

ジンザイという言葉、漢字表記をすれば、一般的には人材となります。
ところが、その人の持つ才能を十分に引き出して、活かすことができればこれは 人財 となりうるわけです。

ところが、その人のやる気を引き出すことができずに、仕事場であればただいるだけで時間に見合ったお給料をもらうだけの
人在 にもなり得るわけです。

さらに、その人がいることで本来は円滑に進む仕事が滞ったり、周囲の方に良くない影響が出て、それによって仕事自体の発展と職員の成長が阻害される 人罪 ということにもなり得ます。

そこからすると人材というのは、まだまだ可能性があり、多くの場合、経営者や上司によって 人財 へと導いて上げられればみんなハッピーになれるわけです。

ところが経営者や上司によって、才能を引き出すことができなければ、人在にも人罪にもなってしまいます。
また、そんなときの上司も人在か人罪であるわけです。

経営者や上司の方が、職員の才能を引き出し、伸ばすことができるか?
ここにはその方が持っている能力、実力、やる気などの正当な評価をする必要があります。

その上で適材適所に配置して、その能力、実力、やる気を思いっきり発揮させることが、成長を誘導すると考えます。
さらに、チャンスを与えて、少し高い達成目標を設定して、それをクリアさせることでさらに成長を誘導するということをします。

これができない場合には、本来持っていたはずの能力、実力を発揮できずに、やる気を失って、ストレスがたまり、ついには人在、さらには人罪へと変化してしまいます。
ただし、個人には職業選択の自由が保証されていますので、それをつまらないと感じる方は、さっさと転職をして、職場を去っていきます。

歯科医院においても、まったく同じことが起きます。
即戦力と期待して就職してくれた歯科医師、歯科衛生士が、数か月すると期待したようには働いてくれない。
あるいは、辞めてしまう。
そういうことがあったとしたら、何に問題があるのか?
そこを改めて考えなければなりません。

ご本人に理由も聞かずに、お給料への不満が問題、原因だろうとお給料を高く設定しても、結局、同じことの繰り返しになるか、あるいは人在になって、期待したようには働かないけれども辞めないという均衡に入っていきます。

最も大きな問題は、院長先生なり、経営者なりがその人の能力、実力、やる気を見極めて、その人が成長できる環境を創れるか、与えられるかということです。
そのために面談をして希望や目標を聞くのもいいでしょうし、食事をしながら夢を聞くのもいいです。

それが分かったならば、その実現のために何ができるか、それを考えるのが経営者、院長、上司の役割です。
これは、それほど難しいことではありませんし、子育てであっても全く同じことです。

せっかく就職してくれたのに、一生懸命に働いてくれない、すぐ辞めてしまうことの原因の多くは、経営者、上司に問題があって、その人、個人に問題があることは少ないのです。
歯科医院であれば、院長に問題があることがほとんどです。