大阪PCR遅れ深刻 「有症者と濃厚接触者」の枠はずせ
宣伝中に上記の見出しをつけたコロナ関連情報が飛び込んできました。宣伝終了間際でしたが、概要を報告してきました。
以下、情報内容。
厚労省が都道府県別のPCRなど検査体制の状況を8月7日に公表しています。これによると大阪府の1日の検査(分析)能力は3610件となっています。人口10万人当たりにすると40.9件で、全都道府県中35位という低い水準です(グラフ1)。
また、検体採取能力は、さらに低く1日2329件で、人口10万人当たり26.4件、全都道府県中42位です(グラフ2)。PCR検査の大幅拡充を求める専門家や国民の声が高まるもと、東京都医師会による行政区ごとの地域PCRセンター開設や「世田谷モデル」、高知県のワンストップ検査など、 検査拡大の動きが地方から始まっています。
ところが、大阪府は「誰でも検査すれば医療体制がオーバーシュートする」という立場に 固執し、検査対象を事実上「有症者と濃厚接触者」に限定しています。そのため厚労省調 査でも、大阪府が見込んでいる検査需要は最大でも人口10万人あたり30.3人ときわ めて少なく(グラフ3)、今後検査能力を大幅に増やす計画はありません。
つまり、吉村知事の「やってる感」は、気のせいではなく数字として表れた、と言うことです。引き続き、大阪府に対して検査の大幅拡大を求めと共に、堺市においても検査を広げるとりくみが必要です。