評価は6日後に
J1リーグ 第1節 VS大宮アルディージャ@NACK5スタジアム大宮
△0-0
どうもNACKでは消化不良のまま帰路につく事が多い。
去年はキックオフ前が楽しかったが、今年は大宮の代表の歌がねぇ・・・。
来週、我らが巌社長がどのようなパフォーマンスを見せるか、気になってしまった。
というまぁどーでもいい話ではありますが、試合の方は、妥当な結果だったと思います。
(スコアは0-0ではなく、1-1くらいが妥当かと思いますが)
どちらかと言えば、負けゲームに近い印象が強いので、まぁ負けずに済んだという感想です。
今日やはり気になった事は、すでにほうぼうの観戦記で書かれていますが、
①交代枠をほぼ使わなかったこと
②ヨンセンの生かし方
です。
①は、無理に変化をつけたくなかったというベンチの意思でしょう。
・よくはないけど悪くもない。
・中盤を前がかりにして中盤を薄くしたくない(=自ら形を崩したくない)
・中盤に投入する効果的な選手がいない
・ヨンセン、オカちゃんの一発にかけたい
等々あったかと察します。
ヨンセンを下げなかったのは、大宮への高さ対策があったからでしょう。
(マトに加え、最後にはラフリッチを入れてきた。)
この試合、実は大宮のCKは1本も無かったのです。
もしCKに限らず、セットプレー1発でやられたくなかった。
②これについては、SDTCUPから変化がありませんでした。
むしろ大宮の前からのプレスがよかったので、むしろ悪化してました。
プレスをかけられ、苦し紛れに前線へボールを蹴り込んでも、マイボールになる確率は低いわけで。
前半はまだヨンセンなりオカちゃんに当たってましたが、後半は大宮がカットの狙いとして仕掛けてきたので、
うまくつながった時の方が少なかったです。
元々ヨンセンは上背のわりにハイボールに強いわけではないので、マト級の選手がつけば、あんなもんでしょう。
あのプレーに関しては、実力通りのものだと思います。
(決してヨンセンを批判しているわけでなく、ヨンセンにあのプレーを求めても酷という意味です。)
今日のシュート数が17本だったそうですが、おそらくPA内でのシュートは半分以下だったと思います。
さらにその中でGKを脅かすというシュートは本当に少なかった。
半分はミドルレンジより遠い位置でのシュート。
これでは、いくらこのご時勢のボールであっても、厳しい。
かといって、チャンスが無かったわけでもない。
そのチャンスの形を追うと、やはり昨年の形がベースになっているシーンが多い。
つまり、
・DFライン(特に両SB)から中盤で1,2タッチのボールが3本前後回る。
・MF、FWの2~3人が縦の関係で楔を入れて、1タッチでパスがまわる。
・スルーパスorシュート。
この形で今日最もよかったのが、後半20分くらいのエダのミドル。
これが決まらなかったのは不運だったでしょう(江角を褒めるしかない)。
こういった形では、数多くチャンスに近い形を作れていた。
しかし、今日の大宮は失礼ながら、予想をはるかに上回る出来だった(川崎に4-0で勝ったのもうなずける)。
特にDFはしっかりセットした形で守備できていたので、なかなか最後にスルーパスで崩す形は作れなかった。
となると、やはりミドルシュートが増える。のは仕方ないでしょう。
そして、このプレーにヨンセンが絡む事は、ほぼありませんでした(大半はオカちゃん、エダが多かった)。
それが出来るようになれば、自然とチャンスは増えるだろうし、中央に寄ればサイドが空きやすくなる。
そうすれば両SBからのクロスでヨンセンのヘッドという形も生まれやすくなるでしょう。
そうなるよう、チームとしてこの戦術を徹底してもらいたいものです。
あとは、やはり相手のプレスもあり、開幕戦という事もあり、ミスが多かったですね。
特に中盤は。ボールロストの局面(それも普段奪われないだろうなという位置で)が多かった。
また、スタジアムの芝が若干長いのか、パスが短いシーンが何度か見えました。
ちっさな事だと思いますが、意外と響いてくるものだと思います。
ややとりとめのない形になってしまいましたが、言いたい事は
今日は
「アウエーだから勝ち点1でOK」
ではなく
「開幕戦(アウエー)だから勝ち点1でOK」
という事でしょう。
去年の事もしかり、今年の他チームの動きを見てもしかり、やはり開幕戦を落とすというのは
少なからず精神的にダメージが残る(自信という意味で)事を考慮しての采配&言動だったと思います。
(去年のJリーグカップ戦決勝のように、まだまだ精神面で熟成しきれていないチームであるので)
自分も今日は「開幕戦」という事を踏まえて、結果にはある程度の納得はしてます。
ただ、今日の結果を生かすも殺すも、次のホーム開幕戦次第です。
これで次、勝てれば、今日の結果は何の問題もないでしょう。
ただ、そうでない時、徐々にプレッシャーがかかるでしょう。
要は去年より勝ち点を増やしたいのであれば、
去年引き分けたチームには勝ち、負けたチームには勝つor引き分けとすればいいわけで。
当然勝ったチームに今年また勝つ保障は無いですし、そうなるだなんて微塵も思っていません。
ただ理論的にはそういう事で勝ち点は上積みます。
だから去年の成績に比べプラスでもなければマイナスでもない。これが今日の試合の結果です。
要はホームで勝てば、勝ち点2上積みされます。それでいいでしょう。
少なくとも、今日の大宮は、そう思わせるだけのプレーを見せたと思います。
さ、というわけで今日の真価はあと6日後に分かります。