『本当はこんなに面白い「おくのほそ道」』 | 赤と黒

『本当はこんなに面白い「おくのほそ道」』

 『本当はこんなに面白い「おくのほそ道」』(安田登)

―あらすじ―
 松尾芭蕉が東北を旅した紀行文「おくのほそ道」。あまりにも有名なこの作品に隠された事実とは。「能」と「RPG」をキーワードとして、その謎を解く。



 「おくのほそ道はRPGだった」。何とも怪しげな一文を見て半信半疑で買ってみましたが、思ったよりは楽しめました。しかしもう1つのキーワードである「能」の知識がないためか、幾分、解釈が正しいのか分かりにくい部分もありました。着眼点は面白いですが、やや読み手を選びますね。