1989年9月12日ー天皇という称号ー
「天皇」という言葉をつかっているのは日本だけだ。
英語に訳すと「エンペラー」。
あの中国のフギと同じように「皇帝」にすぎない。
日本も、明治の初めには「日本国皇帝」と
外国に対しては、いっていた。
日清戦争のときの宣戦の詔書には、このように
署名していた。
それが天皇になったのは、“万世一系”の皇帝は、
ほかの国とは違うのだということをいいたかったのだろう。
日本で一番最初に「天皇」という称号を使ったのは
聖徳太子だった。
608年の9月11日、小野妹子を隋に派遣したとき
(遣隋使)、隋の煬帝に送った挨拶状に
こう書いた。
「東の天皇(すめらみこと)敬(つつし)みて
帝に白(もう)す」
それまでは「天子」といっていた。