1989年8月23日ー影にまつわる季語ー
俳句の季語は、意外に厳密で、
勘で使うととんだ間違いをする。
たとえば、夏の木の影。
緑陰は、初夏から晩夏まで使える。
しかし、日陰、夏陰、夏木陰、片かげり、
片陰となると、すべて晩夏に限られている。
多分、影は、真夏には太陽が真上にくるので、
正午なんかは、ほとんど影がない。
それが夏も終わりになるにつれ、次第に
長くなっていく。
だから人々は、影に季節を感じる。
それが特に季語として、様々な言葉ができ、
使う時期も限定されるようになったのだろう。
ちなみに、東京で正午に1㍍の棒の影の
長さを計ってみると、こうなる。
6月21日 20cm
7月23日 27cm
8月23日 44cm
9月13日 70cm
きょうは処暑。
暑さが止むと言う意味だ。