1989年5月27日ー梅雨のはしりー
最近、気象庁の天気相談所には、こんな問い合わせ
が相次いでいる。
「もう梅雨に入ったの」
降ったり、止んだりする空模様をみると、
だれしもがそう思う。
けれども、これは「梅雨のはしり」、本格的な
梅雨ではない。
普通、6月前後になると、オホーツク海に
高気圧が居座る。
これをオホーツク海高気圧という。
そして、この高気圧から北の冷い空気が
太平洋に送 り出す。
一方、日本の南方海上の小笠原高気圧からは
日本に向かって暖かい空気が吹き込まれる、
この寒暖の空気がぶつかる所に長い
前線ができ、雨を降らせる。
これが梅雨前線。
さらに、この前線が、じっと動かなくなった時、
本格的な梅雨となる。
いまはまだ、オホーツク海、小笠原両高気圧が
フラフラしているので梅雨ではないというわけだ。