1989年4月21日ー軍事探偵・横川省三ー | LETTER

1989年4月21日ー軍事探偵・横川省三ー

むかし、スパイのことをこういった。

「軍事探偵」


日本の軍事探偵で有名なのが横川省三だ。

日露戦争の最中に、沖禎介(おきていすけ)とともに、

満州(現在の中国東北地方)のロシア軍の背後に

潜入、チチハル付近で、ロシア軍を輸送する

鉄道の鉄橋を爆破しようとして、逮捕され、

明治37年4月21日、銃殺された。

つまり、きょうだ。


彼は、本当は、もともと、朝日新聞の記者。

日清戦争に従軍して記事を送ったりしていた。

けれども、冒険家で、しかも、なによりも

愛国的(少し狂信的だった)だったので間もなく

退社、満州に渡った。


しかし、捕まったとき、敵のクロパトキン司令官は、

彼等の勇気に感動しこういった。


「将校として扱い、その名誉を保つため、銃殺刑に」

(民間人なら絞首刑)


横川公園は、彼を記念してつくられた。