1989年4月16日ー梅若が涙の雨ー | LETTER

1989年4月16日ー梅若が涙の雨ー

暑い日が続いたと思ったら、また、お天気が

怪しくなってきた。

しかし、むかしから、今頃は、よく雨が降った。

春によくある寒冷前線のいたずらだ。


江戸時代の歳時記(俳句のための季節の言葉を

解説した本)にもこうある。


「(このころは)はなぐもりとて、大かた曇り、

又は雨ふる事あり。

この日雨ふるを、梅若が涙の雨というならわしなり」


「この日」とは4月15日の「梅若忌」のことだ。

梅若は、誘拐された京都の子。

普通「梅若丸」といわれる。

そして貞元元年(996年)3月15日に

隅田川のほとりで死んだ。


この日は旧暦。

太陽暦になった時、1ヶ月ずらして、4月15日が

「梅若忌」になった。

きょうも「梅若の涙」は降るのだろうか。