1989年4月8日ー風花ー
入学式のころには、ちょうど満開のはずの桜が、
暖冬の影響で、早くも散り始めた。
「花吹雪」とはよくいったものだ。
このほか、桜の花と雪とは、よく、同じたとえに使われる。
「風花」
「かざはな」と読む。
遠くの雲から風に流されてきて、青空の下で落ちる雪
の一片のことをいう。
大昔、中国の塔のころには「ふうか」と読まれ、
文字通り「風に乱れ飛ぶ花びら」を指していたそうだ。
面白いことがある。
桜の花びらと秋の紅葉と雪片の落ちる速さは、
みな同じなこと。
秒速0.5㍍から1.5㍍ぐらいで落ちる。
比重が同じだからだ。
どれも水に浮くほど軽い。
「一円玉」も多分、そうだと思う。