1988年4月4日ー清明ー | LETTER

1988年4月4日ー清明ー

4日は「清明(せいめい)」。

暦のうえの名前だ。

春になり、空気が、清く明らかになるから

そういわれる。


ドイツの有名な作家(文豪といった方が

ふさわしい)にゲーテという人がいる。

1833年の3月22日に82歳でなくなった。

彼は、最後に、こういった。


「光を、もっと光を!」(メーア・リヒト)。


ドイツの冬は、暗く、寒く、長い。

本当の春は5月にならないとこない。

3月は、ほとんど冬だ。

ドイツ人が家具や台所をピカピカに

磨きあげるのも、冬の室内を少しでも、

明るくしたいためだといわれる。

その3月、ゲーテは、少しでも光が

ほしかったのだろう。


「清明」は日本人しかわからないかもしれない。