1989年1月14日ー美の女神「金星」を調べる気球ー
金星。
いまは、明けの明星。
明け方に、白く輝きながら東の空をのぼってくる。
4月ごろになると、宵の明星に変わる。
ギリシャ人は、これを美の神とみなし。
英語名はビーナス。
天文学的には太陽系の内側から2番目の惑星だ。
そして、米ソの惑星探査機によると、
濃い炭酸ガスの中に濃硫酸の雲が浮かび、
気温は400度もある灼熱の地獄だった。
その金星に宇宙ロケットから気球を落とし
大気の様子をもっと調べようという計画が進んでいる。
準備しているのは文部省宇宙科学研究所。
金星には、4日間で1周する気流が上空を
回っている。その気流に気球を乗せて、じっくりと
金星の素顔をみようというわけだ。
宇宙のかなたの惑星でフワリフワリとただよう気球。
絵本の中にでてくるような風景だ。
地獄の星も、神話の星になる。