1988年12月13日ー天皇の病気と門松 | LETTER

1988年12月13日ー天皇の病気と門松

天皇の病気で、なにかといえば、自粛だ。

例年なら、いまごろ、街を歩くと、必ず、

「ジングル・ベル」の、せわしいメロディが

聞こえ、はなやかなクリスマスの飾りで、商店街は、

彩られるのに、ことしはさっぱり。

気の早いところでは、門松を飾るところがあるのに、

これも見えない。


それも、そのはず。

茨城県鹿島町では、いま、あちこちで、松の枝を

燃やす白い煙が立ちのぼっている。

ここは、全国有数の門松の産地として知られるところだ。

毎年、300万本もの門松用の待つが出荷される。

ところが、10月の初めに、ことしは、例年の半分しか

出荷しないと決めてしまったのだ。

もちろん、自粛で売れないだろうと予想したからだ。


松を育てるのに4年かかる。

それが灰になっていく。

こんなことでいいのかな。