1988年9月23日ー小中学生の教室掃除は戦争の置き土産ー
大学生になると、教室など掃除しないのに、
小・中学生は、なぜ、掃除をさせられるんだろう。
最近、出版された、学校の歴史についての本によると、
どうやら、日清戦争(明治27年~28年)に原因があるらしい。
学校の掃除は、もともと、親と先生の役割だった。
そのうち、学校も大きくなり、先生らだけでは手に負えず、
だからといって掃除をする人を雇う金もなく、
子どもにやらせる学校が増えてきた。
そのころ、起こったのが、日清戦争。
この戦争で、たくさんの 兵隊が赤痢などで死んだ。
公衆衛生思想がなく、米をとぐのも下着を洗うのも
同じ川の水を使ったからだ。
そこで、きれい好きにしなくてはならないと、
文部省は明治30年に「学校清潔方法」という命令を、
小・中学校に出したのだという。
掃除当番は戦争の置き土産だった。