1988年9月17日ー独裁者と歴史 | LETTER

1988年9月17日ー独裁者と歴史

ビルマが、いま、大ゆれにゆれている。

連日、デモが行なわれ、それには、軍人も警官も加わっているという。

何十年も続いた「一党独裁」に反対しているのだ。


一党独裁というのは、たとえば、日本で自民党だけで政治をして、

他の党は、いっさい、つくることも認めないということをいう。


独裁のこわさは、戦前に日本の軍部、ドイツのヒトラーをみてもわかる。

古代アテネでは独裁者が出そうになると、市民に投票させ

10年間国外に追放した。

これを「陶片追放(とうへんついほう)」という。

陶器の破片に字を書いて投票したからだ。

(貝殻追放といわれたことがあるが、これは間違い)


けれども、これも、ときには立派な人が、他人の企みで

追放されることがあって、よく投票で物事を決めることの

危険な例としてあげられる。

歴史は独裁者にてこずってきた。