1988年11月1日ー大正14年山手線全通 | LETTER

1988年11月1日ー大正14年山手線全通

JRの山手線は、酔っ払いにとって、きわめて、都合のいい電車だ。

もし、眠ってしまって、くるくる回っても終電にならない限りは、

目的に行くことができる。

ある男、代々木に行くため、池袋からJRに乗った。

時間は午後10時10分。

そのまま、ねむりこんでしまったが、ふと目が覚めると、ちょうど、代々木駅。

なんと、タイミングのよいことと、駅に降り、ふと時計を見ると12時半。

2時間20分も、山手線を、ねたまま、回っていたのだ。

けれども、山手線もはじめから、環状線ではなかった。

全通したのは、神田ー上野間の高架線が開通した大正14年11月1日。

上野公園で祝賀会が行われ、新しい駅の沿線は

紅白のちょうちんが、つらなった。