1988年9月16日ー「醍醐味」の由来と牛乳
この前、長屋王の屋敷跡からみつかった木簡の中に
「牛乳」の文字があったことを書いた。
きょうは、その「続き」。
記録に残っている日本の牛乳の第一号は、
百済(くだら・いまの朝鮮の一部)から帰化した福常という人のこと。
7世紀の半ばごろ、牛から牛乳をしぼって孝徳天皇に献上した。
その後、彼は「和薬使王(やまとのくすりのおみ)」という姓を
与えられている。
そのころ、牛乳はやはり薬だったのだ。
約1世紀のちの天武天皇のとき、生き物を殺してはならないという
命令がでている。
しかし、牛乳は殺生とは関係ないので、かなり普及したらしい。
すでに、そのときチーズのような「醍醐(だいご)」が作られている。
おいしくてたまらない味のことをいう。
「醍醐味」の語源だ。
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