1988年9月5日ー高級役人ドン・ロドリゴがみた江戸の町ー
「市街は互いに優劣なく、皆一様に幅広くまた長くして
直(真っすぐ)なること、スペインの市街に勝れり」
慶長14年(1609年)9月3日、フィリピンからメキシコに
帰る途中、いまの千葉県沖で難破し、日本人に救われた
スペインの高級役人ドン・ロドリゴが江戸の町について書いた一節だ。
当時の江戸は徳川家康が幕府を置いて6年目。
家康は幕府を 京都から江戸に移した(慶長8年)、
その年に、埋め立てを行い、日本橋をかけ、南北に日本橋通りをつくった。
そのときに生まれた町は約300町。
ロドリゴの見た江戸は、こうした大開発が、
おわったばかりのころだったようだ。
やがて、これが八百八町(はっぴゃくやちょう)となる。
明治になる直前には2770町にふくれあがる。
そのころ江戸は、すでに世界一の大きさだったといわれる。