1988年8月5日ークワター | LETTER

1988年8月5日ークワター

巨人の外人ピッチャー、ガリクソン選手の奥さんが、

愛育病院で男の子を産んだ。

赤ちゃんの名前は「クワタ」。

いうまでもなく、あの桑田投手の名前をもらったのだ。


「彼はマジメだし、よく働く。ボクの息子にも見習ってほしい」

とガリクソン。

だが、ガリクソンもアメリカ人だ。

出産予定日より4日も遅れ、その間、試合にでなかったため、

王監督をイライラさせた。


例のラマーズ法で、夫も出産に立ち会う。

そのためには、大事な試合も二の次。日本人には、

とても、そこまで、ついていけない。


阪神のバースも、子どもの病気の看病でアメリカに帰り、

試合に出なかったため、ついにクビになったことは知っているね。


これも、アメリカでは信じられないことらしい。

○○○ちゃんが大人になるころには、日本もそうなり、

アメリカ人は「クワタ」のようになっているかも知れない。


2010年8月

20年たった今も、日本は子供の病気や妻の出産で

会社を休める風潮はない。

育児休暇をとる男性が何人かは出てきているけど、

かなり稀なことで、制度としてあっても

一般企業ではなかなかとりにくい。

だが、女性は働いていても、子供の病気や

妊娠・出産で仕事を休まなくてはいけない。

制度を整えても、個人個人の認識を改めなくては、

なかなかアメリカのようにはいかない。

でも、アメリカもすぐに雇用が危うくなる環境にあるので、

どちらがいいのかどうか、一概に言えないような気がする。