1988 年5月21日ー日本書紀ー | LETTER

1988 年5月21日ー日本書紀ー

日本で、もっとも古い歴史書は、何だか知っているね。

「日本書紀」

養老4年(720年)のきょう、5月21日、筆者(天皇の子供、つまり親王たちが編纂したといわれる)から、

ときの元正天皇に献上された。


歴史といっても、今の歴史学による歴史ではない。むしろ、神話や伝統、それに天皇にとって都合のよい

話が書いてあるといっていいだろう。だから、書き出しはこうだ。

「古の(いにしえの)天地未だわかれず、陰陽分か(わか)れざりしとき」


一方、聖書(古い方)も、こう書き始める。

「はじめに神天地をつくりたまえり、地は形なく、むなしく、暗い渕のようだった」

よく似ているだろう。昔の人は、東西ともに同じことを考えていたんだね。だから、日本書記は、

宗教書でもある。