反動形成というもの

 

これ、女性から男性に対しては比較的少ないのに、男性から女性に対しては結構「あるある」の内容だと思います。

子供の頃に、「好きな子に対していたずらをする」なんていう事がいつの時代もあると思います。これは、ポジティブ⇒ネガティブ、ネガティブ⇒ポジティブといった両面で起こりえる現状なんですが・・・。

簡単に言うと、防衛本能の1つとされているものですが、自分の本心とは真逆の発言や態度を取ってしまうことを指します。

 

「好きな子にスカート捲りをする」「好きな子にだけ冷たく当たる」なんていう事をされた経験はありませんか?

シチュエーションも様々ですが、二人きりの時は「好きだ」「愛してる」なんて言っているのに、皆の前だとすぐにからかわれたり、冷たい態度を取られたり。

こういったものを総じて「反動形成」と言います。

 

いきなり話が逸れますが、仕事などで嫌いな相手ほど丁寧な対応を取ってしまうというケースもままあるかと思います。これも反動形成の1つですね。

 

このように、相手にはにわかには信じがたい行動を行うものなのです。

 

  女性が少ないっていうのは本当なの?

 

これは、私自身の経験上なので、「良くある話だよ!」って言われてしまう可能性もありますが、こと恋愛における反動形成については、女性は少ない方だと思います。

(もしかして、私、誰かを好きになると周りが見えなくなるほどのめりこむ系なので、遭遇してないだけ??)

例えば、男性の場合、自分の彼女に他の女性の事を褒めたり、何度も話に出したりすることがあります。これ、実は「無意識」だったりするから厄介なんですよ。

女性の場合、好きなアイドルやアーティストの事を「〇〇さんって本当にカッコイイ!」と連呼する人がいます。男性は、何度も聞いていると「だったら〇〇と付き合えば良いじゃん!」みたいに、無駄な嫉妬をすることもありますが、女性は別に自分の彼氏と比較をしている訳ではなく、単にファンの1人として感想を述べているケースの方が多いかな?と思っています。

しかしながら、男性の場合は、そういう比較ではなく、身近な女性を対象に言う場合があるということです。「会社に〇〇さんっていう人がいてさぁ~」とか「友達の妹の〇〇ちゃんがさぁ~」とか。貴女はそんな話を聞いても理解できないし、「そもそもなんでそんな話を私にするの?」という疑問が出てくると思います。

 

  男性から貴女へのサインの可能性あり!

 

今までは、出てこなかった他の女性の話題。それが急激に増えてきたりすると、貴女は心配や不安に苛まれる事になりますよね?

しかもそれが、毎回同じ女性の名前だったりすると、「もしかしてその人(他の女性)の事が好きになったのではないか?」という感じで・・・。

 

これを見破るのは非常に難しい話なのですが、きっかけをつかめそうな部分があります!

 

この手の流れになる場合は、男性が貴女に対して「構ってほしい」「寂しい」などのサインである可能性があるということです。

当然そうではないケースもあるので、何とか見分けられると良いなぁ~って思いますよね?

確実性と唱えられるほどのサンプル数が無いですが、傾向みたいなものは少し見えているので今日はそれを書いてみようと思います。

 

  かまってほしいだけ? 私が嫌いになった?

現状で分かっている傾向として、他の女性の話題が出るときには以下のポイントを確認してみてください。

  • 最近ケンカをしたか?
  • 男性に何かを言われたまたは行動された時に拒否または断ったことがあるか?
上記のケースに該当する場合は、大よそ男性からの話は、貴女の弱みになるような部分を他の女性の名前で指摘してきているはずなのです。
ケンカをしてなかったとしても小さな例で言うと、貴女が料理がとても苦手だったとします。その時に、男性が「今度、君の手料理を食べたい」と要求してきたとします。とてもじゃないけど、手料理を食べさせるなんて、そんな腕前は無いし、料理が出来ないなんて知られるのは恥ずかしいとします。なので、「えーっ、私料理苦手だから恥ずかしよ」ってごくごく当たり前に断ったとしますよね?
男性は、どんな料理であったとしても、「貴女が僕のために作ってくれる」という「行為」に対して愛情を感じたいのであって、あなたの料理を品評したい訳ではないケースが多いのです。
それを「断られた」=「俺のこと嫌いなの?」という、幼稚とも言える変換がなされてしまうと、他の女性を引き合いに出して、「会社のAさんの彼女、料理教室に行っていて、Aさんは毎回それを試食させられてるらしいよ」とか「うちの会社に、〇〇さんっていう子がいるんだけど、いつもお弁当を持ってきてるんだよね。」と、貴女にとっては何の価値も無い話をしてきたりするんですよ。これは、ちょっと当てつけっぽい感じではあるのですが、貴女が料理を拒んだ・・・ということで、「私も今度作ってあげるよ」とか「私がお弁当作ったら食べてくれる?」のように、自分事に置き換えてレスポンスすると、彼の気持ちが収まる可能性が高くなります。
ま、以前から書いているように、男性は子供なので、こういう面倒くさいことになりやすいということです。
つまり、「どうして料理を作ってくれないんだ・・・」というのを考えすぎたあまり、他の女性がやっていることが羨ましくなって、ついつい貴女に気づかせようとしてしまうということです。
これが、無意識でやっていたりするので、厄介ですけどね。
 
上記に当てはまらないときは、純粋に貴女に構ってほしいだけという事があります。
貴女の興味を自分にもっと向かせたい!
何でも良いから、貴女が自分の事だけを考えるようにしたい!
・・・こう書くと、ちょっとヤバい奴みたいに感じてしまいますけど、これは大小さまざまですので、そういう傾向がある!という理解をしてください。

 

  本当はただの甘えだが・・・

 

この反動形成は実に厄介な代物でして・・・。

構ってもらう手段がうまく見つからないと、いわゆる「天邪鬼」になり、手段と目的が逆転、つまり「手段が目的化」してしまうケースの典型なのです。

 

本来であれば、貴女からの愛情をすべて受けたい。甘えたい。と思っているだけなのですが、その手段として「俺に意識が傾くようにする」としていたことが、いつの間にか「貴女を振り向かせる」「こちらを意識させる」ということが「目的化」してしまうのです。

その為、手段を達成するために一番わかりやすく効果的なのが、「あなたが嫌がることをする」という短絡的な行動に繋がってしまうのです。

 

この構造は信じがたいかもしれないですが、脳の中では「振り向かせる」ことが目的としてINPUTされている「だけ」の状態になります。

 

好きになってもらうよりも、嫌われる方が簡単ですよね?

 

このシンプルな行動原理を、都合よく脳内変換してしまい、本質を見失ってしまうので、相手が傷つくだろう想定や、その結果自分が嫌われてしまうかもしれないというリスクを考慮できない状態に陥っているということです。

きれいごとで言えば、そのくらい貴女の事が好きだということなんですが、これは一生、女性に理解してもらえない心理行動だと思います。

 

もう1つの考え方としては、「俺は特別なんだ!」という無駄な自尊心から生まれるものです。

貴女にひどいことを言える、貴女を冷やかすことが出来る、「唯一の男だ!」という甘えから、二人きりの時は優しいのに、集団でいると貴女に冷たく当たり「俺だけは、こんなことまで言う事ができちゃうんだぜ!」というアピールを周囲にしてしまうのです。

 

まー、これも女性には理解してもらえないと思っていますが・・・。

 

  回避する方法はあるのか?(まとめ)

 

これは正直難しいですね。

「男ってそういう生き物だ!」と、包み込んであげられるのが一番だと思いますが。

とはいえ、限度というのもはあると思いますので、他の女性の話ばかりするようであれば、「最近〇〇さんの話ばかりだね」と少し不貞腐れても良いと思います。

もしくはそれを逆手にとって「せっかく私と二人きりなのに、〇〇さんの話ばかり。つまらないなぁ~」と言ってみるとか。男性はかなりグサッとくると思いますので、気づかせるという意味では効果抜群です。

料理など、不得意なものを指摘するような態度は先ほど書いた通りです。

周囲の目があるときだけ態度が大きくなったり、貴女にひどいことばかり言ったりするようであれば、タイミングを見て「みんなの前でひどい事ばかり言うから、私の友達が“彼って冷たいんだね”って言われちゃった・・・」と、第三者の感想として自分が言われてショックだった・・・というような手もあるかと思います。

当然、ストレートに言える関係性があるのであれば、こんな遠回しなことをする必要も無いですから、ストレートに伝えてあげてください。想像以上に、男性は自分が悪いことをしている自覚が無いですから・・・。

 

このサイトに投稿を始めてから、ずっと自分も男性なのに、こんなに男性を子供だのなんだのって書いていて、書き終えるとどっと疲れてしまう自分がいたりしますwww

か、悲しい~。