あめの日の歌

   

         横尾湖衣

 

 

あめあめ ふれふれ ぼくのまちに

花も 木々も うれしそうだ

あめあめ ふれふれ ぼくのいえに

天の シャワーで きれいになあれ

あめふり ゆううつになるけれど

あめの日にしか ないこともある

さあさあ そとへ でかけよう

きみも いっしょに かさをさして

 

 

あかあお きいろの かさの花が

パアと ひらいて くるりとまわる

お空から みたら きれいだろうな

いろんな かさが クルクルまわる

あめふり たのしいこともあるよ

あめの日にしか ないこともある

あめあめ ふれふれ ぼくのかさに

とんで はじけて たいこを鳴らす 

 

 

あめあめ ふれふれ あじさいの花

うるむ あおいろ こころにしみる

あめあめ ふれふれ かえるの歌

ケロロ ケロロ ケロケロケロロ

あめふり ゆううつなるけれど

あめの日にしか 着ない服もある

レイン コートに レインブーツ

あめの ファッション たのしもうよ

 

 

 

 

「緑雨」