- 漢方小説 (集英社文庫 な 45-1)/中島 たい子
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読みましたー![]()
内容(「BOOK」データベースより)
川波みのり、31歳、脚本家、独身。胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異状なし』。あのつらさは何?昔の男が結婚したショックのせい?それとも仕事のストレス?最終的にたどりついた東洋医学で、生薬の香りに包まれながら、みのりが得たものは。心と体、そして人間関係のバランスを、軽妙なテンポで書き綴る、第28回すばる文学賞受賞作品。
東洋医学には興味ありです。
結婚して、子供のことを真剣に考え始めてから、
西洋医学の薬にばっかり頼っていたら、いつまでたってもやめれないのでは、と思い始めるようになったので。
結局、今もやめれてないんですが・・・。
この小説は、31歳の女性が昔の男の結婚報告からどんどん体調を崩し(衝撃のあまり妙に空いている居酒屋で季節外れの牡蠣を食べてしまったのが発端)胃の不調と全身の震えが止まらないのに一般の病院では「異常なし」と言われ、病院を転々とするところから始まります。
わかる!!
私も高校生の頃、食べれなくなったときも内科では「異常なし、思春期によくあること」で終わらされて不安だったものなー。
原因不明が一番怖い気がするよ。
そんなこんなで主人公がたどり着いたのが、東洋医学の漢方を処方する医院。
そこで「火が勝って、水が弱ってる」と言われる。
「陰陽五行説」から入って、主人公はどんどん東洋医学に興味を持っていきます。
短い本だし、本当に同年代の友達が体調崩して漢方に出会ってって話しを聞いてるような軽い文体だったんで、さっくりと読めました。
私的には、もっと漢方とか昔からの中国の医学とか、こんなウンチクまでいらないよというぐらい詰め込んで欲しかったけど・・・。
これはこれで楽しかったし、さらーっと過ぎていくなかで、ハッとすることもありでよかったです。
“喜びは悲しみに勝ち、悲しみは怒りに勝ち、怒りは思いに勝ち、思いは怖れに勝ち、恐れは喜びに勝つ”
「思いは怖れに勝てる・・・・・・」
主人公は、「病気を治したい」という目的から一歩踏み込んで「変化を恐れない自分になりたい」んだと気づくけど、
私は、ずっと「健康になりたい」と思っていたけど、実際は「ありのままの自分も受け入れたい」と思っているんだ、と再認識しました。
むずかしい本で勉強はしたくないけど、こんな感じの小説だったらもっと読みたいな
