フランス旅行記を書こうと思ったんですが、


まずは、これを書かせてください!


青空の卵 (創元推理文庫)/坂木 司
¥780
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青空の卵 / 坂木司


GWで帰省した読書好きの弟に、

飛行機内で読めるような、ライトで肩の凝らない小説はない?

って聞いて、進められたのがこちらの本です。


往復の機内でちょっとずつ読んでいって、昨日読了しました。


すごいね、良かったの!!


だから、まず、感想を書きたくって!!


僕、坂木司には一風変わった友人がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちから心を閉ざしがちな彼を外の世界に連れ出そうと、僕は日夜頑張っている。料理が趣味の鳥井の食卓で、僕は身近に起こった様々な謎を問いかける。鋭い観察眼を持つ鳥井は、どんな真実を描き出すのか。謎を解き、人と出会うことによってもたらされる二人の成長を描いた感動の著者デビュー作。

(あらすじ・背表紙より)


短編4作と、おまけ的な話しが1作です。


最初は、ひきこもり探偵・鳥井真一のキャラがイマイチ掴めませんでした。

部屋から出るのを嫌い、全国の銘菓をネットでお取り寄せするのが好き 

と、聞くと、どうしても、私の中でデスノートのLが浮かんできちゃってたんですが、いやいや、Lのような天才肌ではないっていうのが、徐々にわかりました。


心に傷を持っていて、感情も不安定になりがちです。ホントに、こんなに身近に感じられる探偵は初めてですよ。私も最近、ちょっと不安定だったからなおさらね。


さっきから、「探偵」と言ってますが、これは職業ではなく、探偵役をしているだけ。

だから、持ち込まれる謎も一般レベル。


いわゆる、日常の謎です。萌えすき


男ばかりを襲う通り魔や、視角に障害を持つ青年を尾行する人物は誰か・・・といった、犯罪でも、警察が率先して動くようなレベルではない事件たち。


そんな謎を、ワトソン役である坂木司が運んできます。

作者と同名の坂木は、本書の語り手。坂木目線で話は進みます。

この坂木と、ひきこもり・鳥井の関係も最初は「?」だった。


友達にしては仲良すぎだし。

これは、もうもったいぶらずに「LOVE」があるって言っちゃえば?って思ったけど、

読んでく内に、やっぱり間にあるのは友情なんだって思った。それも、特別な、ちょっとうらやましくなるくらいの。


坂木も鳥井も、すごく不器用な人間です。

だからなのか、謎と一緒に集まってくる人達もみんなどこかに痛みを抱えてて、その治し方がわからずに右往左往してる。


私がこの本で感じた「日常の謎」は、


事件 → 解決


ばかりではなく、

答えの出ないもの、また、それぞれ個人が答えを見つけていかなければならないもの。

そんな謎もいっぱい詰まってるなって思いました。


それは、読み進むうちに大きなテーマになっていくようで、


「どうやったら幸せになれるのか」


というような、誰でも絶対に考えることを避けられない「謎」にもぶつかります。


その問いに対しての、鳥井の答えに、私、号泣でした。





このシリーズ、3冊出てるらしいので、


まだもうちょっと、不安定な心を持った探偵さんと、不器用な登場人物に自己投影ができそうです。



長くなっちゃいましたねー汗


でも、それだけ、良かったのですよ。この本は。好





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