先日、「QED 百人一首の呪」を読んで、
ふと、思い出しました。
そいえば、私、和歌の本を持っていたなぁ~って。
んで、ごそごそ本棚を探していたら、
あった。あった。![]()
でも、百人一首じゃなくて、万葉集だった。
恋ノウタ せつなくて / 三枝克之
「万葉集」ってクラシック(古典)じゃなくて、ポップスだったんだ。
今から約千二百年前に編集されたわが国最古の歌集「万葉集」の中から「恋の歌」(相聞歌)六十首をピックアップし、それらを「ポップスの歌詞のような感覚」で<翻訳>した現代語訳と、「今」を切り取ったヴィヴィッドな写真とのコラボレーションによる、写真詩集。(背表紙より)
私が、二十歳くらいの時に、本屋さんで偶然見つけて衝動買いした本です。
パッと見ただけじゃワケのわかんない万葉集の歌を、
今風に訳してくれています。
写真も女の子や、恋人同士のナチュラルな姿を撮っていて、
すごくおしゃれだし、共感できる詩集になってます。
たとえば・・・
恋は今は あらじとわれは 思へるを
何処の恋そ つかみかかれる
という、広河王女(ひろかわのおおきみ)の歌を、
もう恋なんてしない そう決めていたのに
ふいに現れた恋が 私につかみかかってきた
と訳しています。
あと・・・
真薦(まこも)刈る 大野川原の 水隠りに
恋ひ来し妹が 紐解くわれは
という、作者不詳の歌は、
胸の奥でずっと 愛し続けてきた君の
背中のホックをいま 僕は外そうとしている
と、ちょっとドキリとするような感じで訳されていたりします。
訳してある歌だけを、読んでいってもいいし、
実際の和歌と、訳の歌を比べてもおもしろい。
久々に引っ張り出してきて、見入ってしまいました。![]()
恋ノウタ 恋しくて
もあります

