京極堂シリーズのそれぞれの作品で脇役だった人物、またはキーパーソンだった人物に、スポットをあてて書かれた作品、


百鬼夜行 陰 / 京極夏彦


を読みました。


小袖の手

文車妖記

目目連

鬼一口

煙々羅

倩兮女

火間虫入道

襟立衣

毛倡妓

川赤子


からなる短編集です。


この作品、『姑獲鳥の夏から『塗仏の宴-宴の始末』まで読んでいないと、意味不明、もしくは不思議なお話しで終わっちゃいますが、京極ファンにとっては、「おお!あの人か!!」という、たまらないラインナップでございます好


たとえば小袖の手では、あの『魍魎の匣』柚木可菜子の隣に住む杉浦隆夫が主人公です。


そして『目目連』では『絡新婦の理』平野祐吉が主人公。


という感じで、彼ら、彼女らの、内にある「陰」が徐々に大きくなり、事件を引き起こしたり、巻き込まれたりする過程が書かれています。


はじめは小さい闇を抱えているだけなのに、それは時を経て、なにかのきっかけを得て、妖怪に変わります。


自分の中に妖怪を見つけてしまったら、もう・・・正気ではいられない。


ホラーですね。人間て怖い。そして、脆い。


ただ『毛倡妓』はちょっと昔ながらの怪談っぽい話しでした。唯一、オバケっぽい話しです。


・・・・どっちにしろ、怖いですショック


これを読んで、また再度、京極堂シリーズ読みたくなりました。


が、分厚いので、なかなか再読に踏み切れないんですよね・・・ガクリ


ラストの『川赤子』は、おなじみの あの人が主人公で、ちょっと嬉しくなりました☆


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