弟の本棚にあったので、


シェエラザード/浅田次郎


を読みました。


浅田次郎さんの本、初です。


数々の作品が映像化されていて、


このお話しもドラマになってたみたいですね。


全然知らなかったんだけど。。。



大手の銀行を辞め、あやしげな金融業者となった軽部の元に

ある日突然、「宋英明」と名乗る老人が現れた。

昭和20年、米軍の潜水艦に撃沈された「弥勒(ミロク)丸」という

日本の船を引き揚げる為に百億円融資して欲しいと。


話しを持ちかけられた軽部は、昔の恋人・律子と共に

弥勒丸を調べ始める。

調査を始めると、豪華客船として造られた弥勒丸は、

二兆円の金塊が眠っていることと、

様々な人間の思いが今でも交差していることが

わかり始めた・・・



平成の現代の弥勒丸を調べていくシーンと、


昭和20年の弥勒丸の船上のシーンが


交互に展開されて、


すごく引き込まれました。


第二次世界大戦中の弥勒丸の中で起こる様々な出来事。


でも、この船は沈んでしまうんだ・・・・と思うと、


最初から苦しい気持ちで、


少しタイタニックを思い出しましたが、


読んでるうちにタイタニックとは全然違う、


「戦争の異常」を目の当たりにしました。


どうしてタイトルが「シェエラザード」なのかも、


「シェエラザード」の意味も、


最後には全てわかります。



戦争がなければ、豪華客船として航海するはずだった


弥勒丸。


弥勒丸で働くことを誇りに思い、船を愛している乗組員達。


感動と共に、やるせない気持ちでいっぱいになりました。



浅田次郎さんの他の作品にもすごく興味が出てきました!



シェエラザード〈上〉 (講談社文庫)/浅田 次郎
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シェエラザード〈下〉 (講談社文庫)/浅田 次郎
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