最近本をよく読むので、備忘録として、学んだことをブログに綴っていきたい。
思いつくままに。自分のために。
「死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由」 西川幹之佑
4代続けて東大卒の超エリートの家系に生まれた筆者。
でも彼にはADHDなどの発達障がいがあった。
保育園時代から問題児扱いされて、自分は不良品と感じながら、次第に生きる価値を見失っていた彼。
そんな時に、進学した中学校で出会った工藤校長先生。
彼は、校長先生の言葉で変わっていった…。
執筆当時、若干18歳であった筆者が、自分の人生を冷静に振り返り、数々の出来事から、その意味や学びを見出している。
何より勉強になったのが、発達障がいをもつ子の気持ちを代弁していること。もちろん、一人ひとり状況は違うわけで、「発達障がい」とひとまとめには出来ない。ただ、私たち大人や教師が思うより、彼らは色々と理解し、不安になったり傷ついているんだということが良く分かる。
多くの発達障がい児を見てきたが、私は彼らを理解していたのだろうか。いや、理解しようとしていたのだろうか…。考えさせられる。
筆者は、自分の失敗を受け止め、消化して、意義を見出し、みんなにとって価値のあるものとして伝えている。この作業をしていること自体が、人としてすごい、と思う。
最上位目標。
何度も出てくる言葉だ。
なんのために?
…これが、全ての基準となり、核となる。
同感だ。
むしろ、これさえあれば、ブレることはない。
自分の人生を生きていく上でも、仕事の上でも。
迷ったり、不安になったりした時に、正しい道を照らしてくれるライトとなる。
障がいをもとうが、もたまいが、人として生きていくには変わりない。一人一人がもつ得意技を活かしながら、社会と関わっていく。そんなことが自然とできる世界になってほしい。
少なくとも、私のクラスで、私の学校で、今助けを必要としている子ども達に目を向けて、ありのままの彼らの話を聞きたい。そう思わせる本だ。
ユーモアあふれる語り口に、クスッと笑ってしまう。彼のこれまでの苦労は計り知れないが、こうやって面白く書けるなら、彼はその苦労に圧勝したな。


