ラグビー 

 

 おめでとう 

 

 やりました。

 

 チリは 世界ランクでは

 

 下位の国ですが

 

 所詮 勝負なんてもんは何が起きるかわからない

 

 それより 日本だって

 

 2大会前は

 

 スポーツ界始まっての大珍事

 

 南アフリカ戦 日本の勝利を誰が予想したことか

 

 日本人の一部の中には

 

 薄っぺらい 期待があったかもしれないが、

 

 日本人だって 本当に勝つなんて

 

 思っても見なかった。

 

 

 

 でも 勝った。

 

 あれで 日本大会でのベスト8への道が開かれたといっても

 

 間違いない。

 

 だから 何が起こるかわからいのなら

 

 昨日は絶対に勝てるといった確証などなかったはず。

 

 結果は 42対12

 

 日本にとっては大勝利だろう。

 

 これで勝ち点5。

 

 幸先良いスタートは切れた。

 

 でも 次の相手は イングランド。

 

 イングランドは 緒戦のアルゼンチン戦。

 

 レッドカードのシンビンで

 

 一人が一発退場。

 

 14対15と 不利な状況。

 

 でも 全てを キックで得点を挙げ

 

 接触プレーをさせない見事な戦術。

 

 「あんな勝利もあるんだ。」

 

 って感心させられた。

 

 わたしと家内は 息子が 小学一年生になってすぐに

 

 川越のラグビースクールに参加した時から

 

 試合があるたびに 熊谷などへ見に行っていたなあ。

 

 そして 中学の時は

 

 学校に ラグビー部がないから

 

 バスケット部に所属し、

 

 川越市で優勝。

 

 県大会に。

 

 これも結構な回数 応援に行ったんですよ。

 

 そして 息子は時間があるときは

 

 自主的に 中学時代もラグビースクールに通い、

 

 夏の菅平への合宿にも3年間参加していましたね。

 

 そして 高校に入って本格的にラグビー部に所属し、

 

 1年生のときに 一年生が大量退部。

 

 残った モノで3年間続けて来たけれど

 

 弱小チームとの 呼び声高く、

 

 まさか 最後の埼玉県大会で ベスト8になったときは

 

 子供たちだけでなく OBの方々をはじめ

 

 親たち全員が喜びに沸き返りましたよ。

 

 なにせ ベスト8をかけての試合では

 

 一ゴール 一トライをかけた攻防戦。

 

 後半に 我がチームの スタンドオフが

 

 まさかの ドロップゴールを決め

 

 その勢いを保ったまま フォイスル。

 

 ベンチに帰ってくる 子供たちのあの笑顔は

 

 12年たった今でも

 

 忘れることはできません。

 

 あの時は うれしくてうれしくて

 

 逆に 涙など出てきませんでしたが、

 

 今 その時のことを思い出すと

 

 目頭が熱くなってきますよね。

 

 更に誇らしいのが 当時キャプテンを務めていた

 

 我が息子。

 

 一年生の時

 

 厳しい練習で 毎日のように怪我をしては

 

 すり傷 切り傷は 怪我のうちじゃない。

 

 治るケガなど 怪我のうちじゃないなどとと言われても

 

 痛いのを我慢して 毎日練習をしていたんですよ。

 

 そんな彼が 彼の人生の中で一度だけ私に打ち明けた

 

 「お父さん 何で僕はこんな痛い目に合わないといけないんだろう。

 

 バスケットだったら こんなこっとなかったよね。」

 

 と。

 

 親としてどんな言葉を返してやればよいのか。

 

 暫く戸惑いましたね。

 

 そして 我慢だ 根性だなんていうことだけは言いたくなかった。

 

 結局なんて答えたのか思い出せない。

 

 きっと 

 

 「痛いよな 本当に痛いよな。やってきたスポーツは違うけど

 

 お父さんも ずっとスポーツをしてきたからな・・・・」

 

 答えにもならないとこを言ってしまっていたんだと思いますね。

 

 それからの彼は どんなに辛くても 

 

 一度たりとも愚痴は言いませんでした。

 

 つねに 仲間を信じ、思いやり、

 

 そして 試合では積極的にみんなを鼓舞し、頑張っている姿。

 

 人間として 私は 息子に 完敗ですね。

 

 家内も 同じ思いだと思います。

 

 それだから 私も家内も 一生懸命 ラグビーを学んだ。

 

 そして 今では そして 昨日は 

 

 やれ ノック オンだ。 やれ ノット リリース ザ ボールだ。

 

 よく出てくる言葉ぐらいは、口に出しながらの観戦。

 

 そして大声援。

 

 本当に オール ジャパン大勝利万歳です。

 

 さあ 次戦は イングランド。 

 

 また 大声出して 応援です。