地元、大津にある唯一の百貨店、西武大津店が今月末で閉店になります。
下の写真は、今日の新聞折り込み広告です。
百貨店といっても、大阪や京都のものに比べると規模が小さかったですが、その分、欲しいものでもさほど拘りがなければ、探して選ぶ手間が省けて、さっさと買い物が出来るし重宝していました。
 
ほぼ全国の百貨店に入っている和菓子の叶匠寿庵や関西では大阪京都の大抵のデパ地下にも店を出している惣菜の豆藤さんは大津発祥で今も本店は大津市内の中心部にありますが、本店として残っているだけで駐車場がなかったりスペースが小さかったりで、ものすごく小さな商いしかやられていません。なので、これらの店舗の商品を購入するにしても、それなりに品ぞろえされていて、すぐに買えるのは西武でした。他にも中に入っているスーパーのpantryは少し高いけど物は大型スーパーより良いものがあったし、総菜のRF1や無印良品なんかも利用していたので、僕は月2~3回は買い物に行ってました。
 
自分が学生の頃から営業が始まり44年の永きにわたり何かと便利だった西武がなくなるのは寂しいですが、近年、売り上げの低下が著しく閉店が決まったそうです。
 
今はサンクスセールというのをやっていて、皮肉なことに連日、大盛況。
僕も月末間際は混雑すると思って、先週、行ってきましたが、既に駐車場には平日ではお目にかかったことがないほどの数の車があり、店内も密というほどではないにしてもそれなりに、賑わってました。
知り合いの店員の方とお別れの挨拶をしながら、「お客さん、多いですね。」って聞いていたら、お盆の時はもっとすごかったとおっしゃってました。
彼らは来月から京都の伊勢丹や草津の近鉄に行くと教えてもらい、「あ~、いよいよだな」と改めて実感。
 
今週に入って、駐車場も満車状態で周辺の道路も渋滞するほどになっているとのこと。
車列に並んだり密になるところに行く気にならないので、僕はもう行くことはなくなりました。
名残惜しかったり、セールがあるから人が集まっているんでしょうが、普段からもう少し地元の方が利用されていたら、こんなことにならなかったのにと思ってしまいます。

 

今後について、大津市が昨年12月、地元住民の要望を受け、商業施設としての存続を申し入れたにも拘わらず、土地建物を所有する長谷工がこれを却下、来月にも解体工事に着手し4年後をめどに分譲マンションを建設するそうで、とても残念です。