今日は6時に起床、しまった寝坊も寝坊。朝のお務めは中止。
目覚ましもちゃんとかけたのに・・・、まあ良いか、明日から。
今朝の新聞で、ベラルーシ(昔は白ロシアなんて言ってたね)で
若者を中心に静かな反乱が起こっているとの記事。
17年にも及ぶルカシェンコ大統領の長期政権、反対派への弾圧。
欧米では厳しく非難しているらしいが日本では初耳に近い、遠い国の話。
この静かなデモはある広場に集まって無言で一斉に拍手をしたり、
アイスをみんなで食べたり、と政治的なメッセージは皆無の、
デモとは言い難い行為、
しかし、当局は「社会秩序を乱した」として
これまで2000人近くを拘束、だって。
ここで中心になったのがFacebookなどのSNS。
「アラブの春」でもFacebookがその先導を担った。
世界はこのSNSで新たな政治システムの世界に入っている。
好むと好まざるとも入ってしまっているから仕方がない。
現在では成功しているように見える。
真の民主主義到来?
草の根民主主義の実現?
しかし、待ってほしい。
どんな優れたシステムでも、
そのシステムを動かしている、
一部の指導者、権力者が存在する。
これまではその権力者は目で見ることができた、
だから誰を止めると暴走が抑えられるか解った。
司法の仕組みも相手が見えるから成り立つ。
しかし、SNSでは、口コミ、うわさの大きな流れでは
その中心が見えない。顔が見えない。
流れを止める手段は確立されていない。
口コミ、うわさが単に力を持っただけの現状、
虚偽への対応が未熟すぎる、
いや、そもそもこの手の情報には虚偽は付き物
感情に理屈は似合わない。
だとすれば、
完全なる民主主義とはかくも危険なのか
ますます大勢主義強調、匿名性・・・、
これが民主主義の最終形なのか。
じっくり人の話や意見を聞いて、
各自が自分の考えを育てることが求められる。
これだけがこの新たな仕組みへの
ただ一つの抑止力であろう。
何かの強制力で抑えるとしたら、
なんのために民衆が手に入れた言論の自由、
草の根民主主義のツールなのかわからない。
上手に使って自滅しないようにしなければならない。
成熟した暁には、世界から物理的な、
政府、国境、軍隊、・・・、
は無くなるかもしれない。
しかし、先は長そう・・・
今日は寝坊で散歩に行けなかったので
残念ながら写真はありません。
・・・おわり