何で生きているの? | 『℃LUTCH』

何で生きているの?



自宅で、目が覚める…


見覚えのある風景が
ぼやけて見える…


「こうし?」

視界に入ってきたのは
心配そうに見つめ
名前を呼ぶRの姿があった

Rの横には友人N(男性)とY(女性)がいた…
※YはRと同級生で
付き合った時に紹介されていた


状況を理解した僕は
「何で生きてるの!?」
「なんで?なんで…」と、泣き崩れた

そんな僕を
Yは抱きしめ、慰めてくれた


それ以降の
その日のことは、覚えていない…



後々、聞いた話…



光、歩道橋と言って
切れてしまった電話


Rはバイクを飛ばし
思い当たる所を
片っ端から探しまわり
都庁付近の歩道橋で
倒れている僕を発見した。

救急搬送された僕は
すぐに胃洗浄の応急処置を受け
暫くして医師から帰宅の許可が出て
家まで連れて帰ってきたんだと、、、

Rは、動揺していた
一人では不安だったからと
NとYに連絡して
来てもらったんだと言っていた、、、。


自殺を図る、数日前


僕はRに付き添ってもらい
心療内科を受診
うつ病と診断されていた

食欲もなくなり
日に日に痩せていく
一日中、眠り続ける日々が続き
やがて仕事も辞めざるを得なくなっていった



そんな僕にRは
「生活費は俺が稼いでくるから
ゆっくり病気を治そう」

と、言ってくれていた、、、


僕は自分自身を責めた

うつ病になり
仕事を辞め、収入もない
カード等の支払いもある中で
Rに負担や迷惑をかけてしまってる
そんな自分自身を責めた、、、


ある日…

Rが帰って来て、風呂場に直行
シャワーを浴びていた
その普段からしなかった行動に
僕は真っ先に
浮気をしてきたんだと、勘が働いた…


その、勘は当たっていたのだ


僕は謝るRに
感情的になってRを責めた



その翌日…

僕は自殺を図った

今だからわかることは
死にたいは…
「助けて」「生きたい」なんだと…