先日エンジェルハウスで見つけた『キャプテン翼』の単行本12巻。
小学生の頃、セリフを覚えるくらい何度も何度も読んだ。
それまで小学校にサッカー部は無かったけど、5年生の時に一人の先生が転任でやってきてサッカー部を立ち上げてくれた。
翼君に憧れてすぐに入部した。
そこから俺のサッカー人生の始まり。
写真の場面は、全国大会で優勝したらブラジルに連れて行ってサッカーを教えてやると約束してた元プロサッカー選手のロベルトが、表彰式の間にひとりでブラジルに旅立ってしまって、置き手紙を読んでるシーン。
小学生の頃は網膜剥離の意味がよくわからず、サッカーができなくなる目の病気があるんだな~くらいにしか思っていなかった。
サッカーを始めて6年目に突入した高校1年の春、ロベルトと同じ網膜剥離になり医者からサッカーは出来ないと宣告された。
そんなどん底のときに出会ったのが長渕剛さんだった。
その時聞いた『HOLD YOUR LAST CHANCE』で涙し、こんな歌を書く長渕剛ってどんな人なんだろうと長渕さんにのめり込んでいった。
ロベルトの言葉を借りれば
『サッカーひと筋だった俺にとってそれは、あまりにもショックだった
でもそんな俺に生きがいをあたえてくれたのは、剛、おまえだ』
網膜剥離になってなかったら、もっとサッカーに熱中して、長渕さんを知ることも無かっただろうし、ギターや弾き語りをすることもなかった。
翼くんに憧れて始めたサッカーだったけど、翼くんではなくロベルトに近づいてしまった。
ロベルトはその後自分の夢を翼くんに託して、翼くんを指導していった。
俺は長渕さんに力をもらい、俺のように長渕さんの歌で生きる希望をもっ人が居たらいいな、と路上で長渕さんの歌の良さを広めるために唄い続けてる。
エンジェルハウスで単行本を見つけたことと、先日の故郷での弾き語りライブにそのサッカー部を作ってくれた恩師が聞きにきてくれて、数十年ぶりに再会できたことも重なって、俺の人生を振り返る機会になりました。
我が人生に悔いは無し