海外メジャーの全米女子オープンで単独2位、そして現在開催中の全米女子プロゴルフ選手権では、3日目を終えて5位タイで首位争いを演じている渋野日向子選手。


これこそ、「世界最高峰の舞台で戦う」という、まさに渋野選手の目指している、渋野選手本来の姿と言えます。

好調とか、メジャーには強いとかではなく、普通(平常運転?)の状態で、LPGAツアーで優勝争いをしたり、下位に沈んだり、スーパープレーをしたり、大失敗をしたり…そんなプレーヤーとしての日々が、渋野選手の目指す“女子プロゴルファー人生”なんだろうと思います。


そうした目で見た時、ここ数年間で、ある意味一番の想定外の出来事は、やはり昨年の左手親指?のケガではなかったかと思います。


全英女子オープン優勝以来の、ここ数年間の状況、特にここ2年くらいは、スイング改造が間違いだったと言われたり、選手として限界だと言われたり、思うような結果が出ないことばかりを取り上げられて、もう復活はムリと言われたり、もしました。


ところが、です。やはり渋野選手は自らの目指す姿で、目指す舞台に戻って来ました。そして、いま堂々と、渋野選手のゴルフで世界に伍して勝利を目指して戦っています。


信じてやって来たこと、こだわり抜いて来たことが正しかったことを、「結果」で示そうとしています。もちろん、これまでやってみてうまく行かなかったので元に戻したこともありましたが、それも含めて積んできた経験ですし、そうした試行錯誤への果敢なチャレンジがあってこその、今日の渋野選手です。


「うまく行かなかった」ことからは、「これはうまく行かない」という学びがあり、そういう意味では、チャレンジしてみてムダなことは何ひとつなく、失敗を怖れずにチャレンジし続けることこそが、大切なことだと言えるでしょう。


以前にも書きましたが、渋野選手は永遠のチャレンジャーであり、パイオニアだと思います。これからも、いい結果が出ていてもさらなる進化を求めて新たなチャレンジ=変化することもあるでしょう。

その度に、うまく行かないとあれこれ言う人は必ずいます。

でも、プレースタイルと同じように、攻めるからこそ失敗もあれば、うまく行った時の爆発もあります。


果敢な攻めか無謀な賭けか、弱気な守りか冷静な判断か、それは結果次第でどちらとも言われてしまいます。

そこのメリハリをどうマネジメントするか。攻めるべきところは勇気を持って果敢に攻め,守るべきところは冷静にしっかりと守る。そうしたメリハリの中で渋野選手は、いま戦っています。


最終日の結果がどうなるか。応援の気持ちを改めて、遠く日本から送りたいと思います。


優勝目指して、頑張れ❗️渋野日向子選手‼️