毎月第一日曜日13時半より武蔵小山のライブカフェ「アゲイン」にて開催中の音楽鑑賞会「ほのぼのSP講座 SP盤でたどる昭和流行歌史」の第179回の御案内です。本年1月より開始の新企画は季節の作品で、11月は季節とは離れて恋愛物の特集をお送りします。恋愛物は歌謡曲の根幹を成す分野で、作品数は天文学的な数字になり、歌劇・劇の劇中歌も流行歌登場以前の作品として大いに親しまれ、流行歌の源流として位置付けられます。現在の演歌とは次元を画す格調と品位のある抒情の世界を御楽しみ下さい。

 

1  乾杯の歌  (藤原義江、瀧田菊江)1940年 
2  恋はやさし (関屋敏子)1928年 
3  恋の為に身はとらわれ (波岡惣一郎)1938年
4  ゴンドラの唄 (伊藤久男)1954年 
5  忘られぬ花 (池上利夫)1932年
6  時雨ひととき(渡瀬春枝)1932年
7  旅がらす(中野忠晴)1933年
8  黄昏の路(松平晃) 1934年
9  無情の夢 (児玉好雄)1935年
10  椿の丘 (小林千代子)1935年
11  恋とはこんなものか知ら (ディック・ミネ)1936年
12  流れの浮草(小林千代子)1936年
13  想ひ出の瞳 (灰田勝彦)1936年
14  乙女十九(二葉あき子) 1937年
15  恋を呼ぶ歌(伊藤久男) 1951年


何れも良質のCDとSP盤による良好な音質です、是非とも御越し下さい。

11月3日 午後1時開場、1時半開演、3時前に終了予定、会費2000円(飲物一杯付)

音楽史研究家 郡修彦