2012年9月12日

 朝刊の意見広告に「医療未来医師ネットワーク」なる団体が日米の保険制度を比較して、日本の保険制度は世界でも類稀なるもので、これを維持する事の大切を説明し、米国並みに改悪せんとする売国奴・非国民の存在を匂わせております。日本は島国と民族性により相互扶助・互助の精神が根付いており、他民族とは基本的な設定が異なると痛感します。
 米国の映画監督マイケル・ムーアが米国の保険事情を描いたドキュメンタリー「シッコ」を見ますと、日米の保険制度が全く異なる事が容易に理解出来ます。その中で、医療難民を連れてキューバへ赴き、廉価にて薬品を入手する話があります。キューバは社会主義が成功した稀有な例で、国内に居る人間は人種を問わず公平な医療が受けられる制度故に、米国からの旅行客でも国民と同じ医療と言う訳です。
 本日の広告は地味ながら日本人への警鐘として受け止め、紹介した次第です。

音楽史研究家 郡修彦