2015年12月8日

本日は昭和16年に大日本帝国が米英に対して宣戦を布告した日である事は 日本国民なら周知の事実ですが、この呼称が昨今大きく乱れております。当時の政府決定の名称は「大東亜戦争」、敗戦後の占領下に「太平洋戦争」との改称を余儀なくされて独立後も継続使用されました。ところが昨今曲学阿世の左翼学者により「アジア・太平洋戦争」なる珍妙な名称が新規考案され、蚕食を進めております。本日の「朝日新聞」に堂々と使用されているのには驚き且つ呆れ怒りを覚えました。政府決定でも長く使用された通称でも無い、昨今一部の人間が勝手に使用を始めた呼称を天下の大新聞が使用するのは明らかに情報操作です。「真実の報道」等は真っ赤な嘘であり本音が露見したと言えましょう。「嘘も繰り返せば真実」の如く新名称を刷り込むべく大新聞の力を利用した暴挙であり、歴史の捏造に他なりません。
真実の前には謙虚である事が何よりも重要です。政府決定の呼称を使用する事が正しい姿勢であり、例えば「松平竹千代が東京に新政府を樹立して総裁に就任した」とは言わないのと同じ事です。曲学阿世の左翼学者は勝手な呼称を新造して使用拡散する事に何らの疑問を抱かぬ次点にて失格であり、先の大戦を「大東亜戦争」言えば保守系、「太平洋戦争」と言えば中道、「アジア・太平洋戦争」と言えば左翼系と見事に色分けされているのが何とも皮肉です。
真田幸村も本人や同時代の人は全く使用していない名称で、江戸時代に突如出現して入れ替わった呼称であり「幸村は 俺の事かと 信繁言い」の世界です。歴史の捏造は世の常ではありますが、終結から僅か70年で政府決定の正式名称が等閑視され、曲学阿世の左翼学者による根拠の無い新造語が大新聞にて使用されるとは誠に由々しき事態と言わざるを得ません。日本人なら「アジア・太平洋戦争」排除に微力ながら邁進しませう。

音楽史研究家 郡修彦