2011年10月31日

日本でもハロウィンは製菓会社の陰謀で定着し、秋の風物詩として馴染のあるものになりました。
人生も半ばを過ぎると事の是非を論う程に青くは無くなりましたので、ハロウィンも又良しと思います。何よりも南瓜菓子が好物なので、これが無いと秋口を実感出来ないのです。南瓜は便利なもので、薄切りの天麩羅に醤油は惣菜として食が進みますし、醤油と砂糖の煮物も実に美味しく、ハロウィン菓子は南瓜餡が中心なので目移りばかりしております。本日はシュークリーム(靴墨では無く、シュー・ア・ラ・クレームの事)とプデイングを食べて、2011年の祭事に別れを告げました。これが終わると、気温は涼しいから寒いへ移行し、空へ青く澄み、大気は乾燥して心地良く、冬の到来迄の一年で最も良い季節が訪れます。
人生は一方通行の一回限り、忙中閑で本年も季節の推移を味わえそうです。

音楽史研究家 郡修彦