双子育児が、

双子ではない兄弟姉妹よりも、

とりわけ強調して

『分け隔てなく』とか

『比べずに』とか

アドバイスされる理由。

 

そのひとつには、

何より本人たちが

ものすごく意識せざるを得ない状況

に置かれやすいことが

あげられると思います。

 

これは

本やネットなどからの知識

としてではなく

 

実体験として。

 

 

 

ライバル意識や

順番待ち、

成績の優劣、

性格の違い…

 

一見、

双子ではない兄弟姉妹にも

同じようにみられる、

極、当たり前のことです。

 

しかし、

『同時に生まれた』ことで、

なおさら

『負ける理由』や『譲る理由』になる

優劣、つまりは年の差、立場の差

 

がないことで、

 

余計に自分が劣勢になるのが嫌。

ということがあります。

 

○○だから仕方ないとか、

○○だから敵わないとか、

○○だから自分がやるんだとか、

 

自分を納得させる

落としどころがないのです。

 

 

さらに、

男女双子を育てていて思うのは、

小学生の間は

完全に女の子が成長が早いということ。

 

 

なんか面白くない男の子、

いろいろと苦しい胸の内があることでしょう。

 

 

でももちろん、

そんなのはぶっちゃけ、

 

立場がどうであろうが

 

良いことは良いし悪いことは悪い。

上手いものは上手いし苦手なものは苦手。

強くなれるときもあれば

弱すぎてそのままではいけないときもある。

 

 

双子ゆえの苦悩でも何でもないのに、

ごちゃまぜにして

いつまでも幼稚な部分があります。

うちはそれが

男の子のほうにだけ顕著です。

 

女の子は清潔・賢い・素直で努力家。

 

男の子はだらしない・弱虫で見栄っ張り。

 

男の子のことが嫌いなわけでもないのに、

こう書くと悪口です。

 

でも、現状、

二人の様子にはこれだけの

『違い』がある。

 

差別でもなんでもない事実です。

 

しかし、

男の子はその劣等感ゆえに、

 

女の子だけ褒められてはズルい、

女の子のほうが認められるのは差別だ、

女の子を褒めるなら僕も誉めてほしいし、

女の子は認めて僕に悪い評価をするなんて最低だ、

 

と、毎日のように

『ズルくないか』に

過剰にアンテナを張っている

ような様子です。

 

普通に、

毎日宿題をきちんとする女の子に対して、

毎日宿題をしない男の子が邪魔をしている

その光景のほうが最低なので、

(足引っ張ってるんじゃないよまったく…)

 

ママもパパも、

反省するよう説き伏せようとしますが、

 

主張がむちゃくちゃ過ぎて、

とてもじゃないけど

毎度相手にしていられませんから、

 

女の子は相当ムカついている

と思うのですが、

 

それでも優しい女の子の株は

上がりっぱなしというわけです。

 

 

 

男の子が、

劣等感から勝手に自爆している感

が否めなくて、

 

早く何かに目覚めて

突き進んでくれることを

願うばかりです。

 

 

兄弟間の劣等感と闘う経験

 

これをしている人って

世の中に沢山いると思うんです。

 

優劣の

優のほうのひとにはわからない

劣のほうの気持ち。

 

でもそれって

自分で感じて決めてしまうもので、

 

誰もそんなこと

言ってなかったりもします。

 

言う人もいるけど。

 

結局、

 

親がいちいち比べていなくても

本人がいちいち比べているし、

 

社長がいちいち比べてはいない部分を、

部下同士が意識して争っていたりするし、

 

『身近なあの人に自分のほうが認められたい!』

という意識が

 

『比較して一喜一憂する』

という思考につながっています。

 

 

 

そんなのいいから、

 

ただやることやればいい。

 

 

周りの評価なんて、

 

やることを頑張って、

 

より頑張り続けた先に、

 

いつの間にか気づけば得ているような、

 

それぐらいでいいじゃないか。

 

と思います。

 

 

 

それぐらいにしておかないと、

 

自分の優位性を得るためだけに、

 

自分よりできる人の足を引っ張ることに

 

必死なおバカさんがゴロゴロいるのだから。

 

 

 

 

うちの男の子は、

 

いつになったら、

 

『ママがどっちのものか争い』

 

の思考から、成長できるのか。。。

 

もう高学年だで。。。

 

 

ママはそもそも

 

どっちの『もの』でもないのだから。知らんぷり