そうなることは、概ね理解していた。
昨夜のことである。
左足のふくらはぎから太ももにかけての節と言うのか正しくは分からないが、その無駄にこんもりと膨れ上がった部分に奇異な出来事が起こった。
何かピクリと緊張している。
微動でもしたものなら今にも爆発してしまいそうな、そんな緊張。
これは、いつか感じた危機感。
必死に思い出そうとした。
たしかそれは、体育館、陸上競技場、はたまた寝起きに感じる「何か」である。
痛みと言って言い切れぬほどの痛み。
最初気付いた瞬間から3分ほど経過した、その時であった。
私は、自分が今置かれている深刻な状況を悟った。
つりそうなのか。
その部分を少しも動かしては、ならぬ。
力を入れてはならぬ。
ただ少しも。
私は、とりあえず上半身を腹の筋肉のみで持ち上げてみようかと言うプランを描いた。
上半身が上がれば、クーラーのリモコンを取り、つけることが出来るからだ。
というのも私は、もうその時には、Tシャツが鎖骨やら胸やら背中にまで張り付き透き通るくらいの多量の汗をかいていた。
いち、に、さんでいくことにした。
上半身を持ち上げる。
早くこの最悪の状況を逃れたい一心で。
いち、に、さんの“ん”を数え終えたその刹那、私は思い出した。
腹筋運動をしているとき、どれだけふくらはぎに力がかかるかという基本的な事項を。
しかしもう手遅れであった。
すでに私の脳から脊髄を通って腹の筋肉に持ち上ろと指令が伝わっていたからだ。
やってしまった。
それからのことは、書くまでもなかろう。
昨夜のことである。
左足のふくらはぎから太ももにかけての節と言うのか正しくは分からないが、その無駄にこんもりと膨れ上がった部分に奇異な出来事が起こった。
何かピクリと緊張している。
微動でもしたものなら今にも爆発してしまいそうな、そんな緊張。
これは、いつか感じた危機感。
必死に思い出そうとした。
たしかそれは、体育館、陸上競技場、はたまた寝起きに感じる「何か」である。
痛みと言って言い切れぬほどの痛み。
最初気付いた瞬間から3分ほど経過した、その時であった。
私は、自分が今置かれている深刻な状況を悟った。
つりそうなのか。
その部分を少しも動かしては、ならぬ。
力を入れてはならぬ。
ただ少しも。
私は、とりあえず上半身を腹の筋肉のみで持ち上げてみようかと言うプランを描いた。
上半身が上がれば、クーラーのリモコンを取り、つけることが出来るからだ。
というのも私は、もうその時には、Tシャツが鎖骨やら胸やら背中にまで張り付き透き通るくらいの多量の汗をかいていた。
いち、に、さんでいくことにした。
上半身を持ち上げる。
早くこの最悪の状況を逃れたい一心で。
いち、に、さんの“ん”を数え終えたその刹那、私は思い出した。
腹筋運動をしているとき、どれだけふくらはぎに力がかかるかという基本的な事項を。
しかしもう手遅れであった。
すでに私の脳から脊髄を通って腹の筋肉に持ち上ろと指令が伝わっていたからだ。
やってしまった。
それからのことは、書くまでもなかろう。