2022年5月7日(土)

変わらず美味しいパンが用意された朝食を楽しんだこの日は、9時半からMerkersの塩鉱山で体験型見学を予約していた。当時私は夫の会社で五日間の短期アルバイトをしたことがあって、ここへはお客さんと一緒に訪れることができたのだが、夫はまだ訪問が叶っていなかったので、わざわざBad Salzungenまでの長旅を希望した大きな理由はここでありました。

 

トラクターのような乗り物で、鉱山の中を駆け抜けるアドベンチャー感!歴史も知ることができて楽しい。以前訪れた時は最後にお塩をおまけでくれたが、今回は岩塩の塊をくれて、石好きの私はハッピーになる。

 

17時に予約しておいたレストランHaunscher Hofでの夕食まで四時間ほどあったので、街へ戻って、湖畔を目指して歩いてるうちに、夫が散髪しようかなと言い出した。稼ぎどきの土曜日だが、ほとんどのお店は13時までしか営業していなかったので、ほぼ諦めかけたところに、トルコ人の営業する散髪屋さんが私たちをさらりと受け入れてくれた。一人でぶらぶらしながら夫を待つつもりだったのだが、ふと、私も切ってもらえるかしらと相談すると、私のような硬い髪質の人も好んでこのお店のボスに切ってもらいにくるということで、柔和なイケメンのそのボスに切っていただくことにした。日本の美容師さんとは違うけれど、彼はシンプルながらもなかなか素敵に仕上げてくれたので、安心しましたよ。

 

その後、ぐるりと湖畔を歩いていると、夫が宿泊先から貰っていたこの街のパンフレットで見たらしい、ワインのお店がある小道にさしかかったので、のぞいてみることに。入り口の大きな木の扉は開いていて、中の様子を伺うと、個性的な、なんとも素敵なお庭の中で、ドレスアップしたすらりとした淑女がお客様にグラスをお渡ししていた。その素敵な画にちょっとした感動を覚えた我々は、いざ中へ足を踏み入れた。どうやら貸切パーティーが催されているらしかったが、その淑女AとオーナーUの粋な計らいで、Aのおすすめというロゼを試飲させていただき、居心地の良い談笑とおもてなしをいただいてしまった。小さなテーブルに座りながら、ロゼのファンではなかった我々が、初めて美味しいと感動したロゼを楽しみながら、彼らのこと、ワインとの繋がりなどを興味深く聴いた。夫は大満足で、四本のワインを購入した。最後にはUの好みのアンティーク家具で調度されたお宿も案内してくれて、何年先か、次にこちらへ来るときにはこのお宿に泊まってみようねと話した。

 

レストランでは、予約時間から15分ほど過ぎていたが、問題なく予約席へ通してくれた。メニューの様子が以前と違うように感じ不安になったが、とりあえず頼んでみようではないか、ということになった。注文した赤ワイン、2019er Nero d´Avola „Passivento“と、2015er Cabernet Sauvignon & Merlot „BechtolsheimerPetersberg“はどちらも美味しくて嬉しかったが、お料理は当時の記憶からの期待値とは大きく違っていて、残念であった。

 

20時、この日の最後のアトラクション、夫念願のサウナへ向かう。外のお庭にポツンポツンと建つ色々なサウナ木屋。指定の時間に行われるアウフグースを二回耐え愉しみ、この日はぐっすりと、眠れた。