7月12日の未明に発生した、松山市緑町の土砂崩れに住人3人が巻き込まれました。
懸命の捜索及び救出作業を行っておりましたが、13日の午後に3名を発見・救出しましたが、全員の死亡が確認されました。
発生した時間が深夜だったこともあって、突然の災害に対応ができなかったのでしょう。
まだ油断ができない状況だということで、付近の住人に命を守る行動を呼びかけています。
この現場の上には松山城があって、以前にも豪雨で他の場所で土砂崩れが発生していて、松山市は土砂災害警戒地域に指定していたそうです。
梅雨時で雨が続くと、山沿いでは地盤の緩みが出てきます。
あと、気を付けなければいけない地域があって、造成された住宅地にも注意が必要です。
造成住宅地に多いのが、山肌を切り崩して宅地にしているケースが多いです。
令和3年に熱海市で大規模な土石流災害がありましたが、これは造成地ではないのですが、盛り土に多量の水が入ったことによる土砂崩れだそうで、原因は盛り土の処理方法に問題があったということが判明しています。
この土砂災害で、災害関連死を含む28名の方が亡くなり、建物136棟が被害に遭い、約580名の方が避難されました。
10年ほど前に広島市安佐南区緑井の屋敷公園付近で発生した土石流災害も、山沿いの地域でした。
こういった災害がありますので、市町村のハザードマップに色々な情報が掲載されています。
ご覧頂いて、いざという時の知識にしておくと、役に立つと思います。
今回の土砂災害で犠牲となった3名の方の、心から御冥福を御祈り申し上げます。