昨年放映されたテレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者、漫画家の芦原妃名子さんが自殺。ドラマ化に当たって日本テレビ側に細かく条件を提示し、中でも《原作通りに忠実に脚本を書く》という条件を事実上反故にされ、その件で揉めていたらしい。脚本は変更され、キャラも変えられ、とうとう最終の二話分は芦原先生自らが脚本を書かざるを得なくなったとのこと。

 

松本律子(芦原先生の本名)

【遺伝】13、【対人】11、【本能】12、【本質】14、【天命】25

 

5種の画数の内、【本能】の12画と【本質】の14画は、共に精神的に弱い面のある画数です。他の画数は13、11、25といずれも強い画数なのですが、いかんせん【本能】と【本質】はその人の核を成す画数なので、私生活ではそれだけ影響も強く、悩みもつきません。

 

ペンネームの「芦原妃名子」はおそらく姓名判断を利用したのでしょう、バランスも良い優れた名前だと思いますが、いざトラブルが起きた時には、素である本名のパワーが出現してきたのでしょう。そこで12と14の「弱い数」に引っ張られ自殺してしまった、ということなのでしょう…

 

この問題で責められるべきは、やはり日本テレビでしょう。予め「原作通りに脚本化すべし」と決められた基本条件を反故にしたのですから。何事によらず、約束を破るのは最低です。芦原先生としてはこの作品が現在進行中の作品であるため、特にドラマ独自の脚本やキャラ変更などされたら困ると考えたのでしょう。原作者としては至極当然の要望です。

 

テレビマンは、「学生時代の優等生」が脇目も振らず勉強して有名大学へ入学し、その後就職したパターンが基本。そしてAD時代のハードワークを経てディレクター、プロデューサーへと出世階段を上るのが定石。つまり勉強が得意で、自分をエリートだと勝手に思い込んでいる輩が、業務の忙しさのため社会人になってからのアップデートも出来ず馬鹿になった状態の人。

 

言わば「エリート馬鹿」なので、自分の馬鹿さ加減を棚に上げ周囲を下に見る傾向があるのでしょうね。そして、総務省つまりは国民からの借り物にすぎない電波を自由に使えるが故に、「テレビの力」を笠に着て、様々な出演者に対して《テレビに出してやる》とか、《絶大なる広告効果を与えてやる》とか、出演側に対していつも偉そうな態度がありありのような気がします。

 

例えば歌番組のギャラは非常に低い、と聞いたことがあります。つまり広く世間に名を売るチャンスを歌い手にやるんだから、ギャラなんか低くて当然、という考え方なのです。肝腎のアーティストや所属事務所側もそれを承知しているため、低いギャラにも文句は言いません。だからテレビ局はそれが当然という態度を続けるのです。

 

もの作りをする人の大変さを甘く見たり、馬鹿にしたり、低く扱ったり、ホントに困ったモノです。エリート(のつもりの)馬鹿ばかりなので、致し方ないのかも知れませんが、コンテンツをお持ちの方々は、安易にテレビ局とは仕事をしない方が良いのかも知れませんね。心根の中に優しさや弱気の部分がある人は特に注意が肝腎です。せめて芦原先生のご冥福をお祈りします。