(日経Web刊より)
スズキのインド子会社、マルチ・スズキが同国北部ハリヤナ州に持つマネサール工場で18日夜、従業員による暴動が発生した。
同社によると、人事担当者のインド人従業員が1人死亡し、少なくとも40人程度が負傷した。
工場長クラスの日本人幹部3人も殴られ、うち2人が病院に向かった。
いずれも軽傷とみられる。
(http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1903X_Z10C12A7EB2000/ )
スズキによると、
「マネサール工場でこの日朝、従業員が上司に暴力をふるい、労働組合側が経営者側に従業員に対する懲戒処分を行わないよう要求した。就業時間終了後、役員や管理職が退社しようとしたところ従業員側が出口を封鎖し、役員らを工場内に閉じ込めた」
という。
一方の労組長によると、
「幹部の指示で警備員によって門が閉じられ、警備員が凶器を使って労働者に激しく殴りかかった。彼らは一部の幹部や警察と共に多くの労働者に暴行を加え、殴られた労働者は重傷を負って病院に運ばれた。警備員は会社の施設を破壊し、工場の一部に火を放った」
という。
推測するに、労働者内で待遇のいい者と悪い者に別れてしまい(工場では上司に好かれた者が楽なポジションにつきやすく、腐敗が起きやすい)、カースト制に嫌悪を覚える従業員たちが新たな労組を作り平等を手に入れようと画策したが、スズキ側がそれを拒絶し、暴動に発展したと思われる。
景気悪化による暴動ではなくて安心だが、自己弁護しかしない企業の姿勢にはがっかりしてしまう。
