(産経新聞より)
債務危機国の離脱や崩壊の懸念もささやかれる欧州単一通貨ユーロをいかに解体するか-。
英国の富豪で保守党上院議員サイモン・ウォルフソン卿が最も優れた解体案に「ウォルフソン賞」と賞金25万ポンド(約3300万円)を与えると発表したところ、400以上の応募があり、3日、最終選考に残った5つの案が発表された。
選考委員長のデレク・スコット氏は英国のユーロ加盟を唱えたブレア元英首相の経済政策顧問だったが、ユーロについて「経済だけでなく民主主義をも損なう“地球最後の日を招く機械”」と述べ、解体案を練る意義を強調した。
最終選考に残った5案は(1)ユーロ圏を競争力のある国とそうでない国に分けてバスケット通貨制に移行(2)週末に極秘裏に資金移動を一時凍結して債務危機国をユーロから離脱させ、政府債務を新しい自国通貨に置き換える-など。
最終選考に残らなかったものの、オランダのユレ・ヘルマン君(11)はギリシャがユーロを離脱しても政府債務をユーロで返済できるよう、手持ちのユーロを新通貨ドラクマに交換せず隠そうとした国民には倍の罰金を科してユーロを集めるアイデアを出し、100ユーロ(1万900円)のご褒美を獲得した。
最終結果は7月に発表される。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120405-00000589-san-int )
ヘルマン君の案はユーロの解体方法とはすこし離れているように思えるが(デノミ案と呼べるような)、少なくとも自分よりはユーロが抱える問題点や予想される混乱などを理解しているような気がする。
2年ちょい前に北朝鮮がデノミに失敗したが、その原因のひとつは北朝鮮政府が闇市場に殺到する人々を止められなかったせいだと言われている。
ヘルマン君はその悪い例をおさえつつ、こうまでなってしまった責任は国民全員にあると暗に示しているように思えるが、自分にはその深謀を測ることすらできない。
恐るべし11歳というか、恐るべしなのかどうかもわからんとはまさに恐るべし……。
