WTI原油先物では原油1バレルが86ドルと100ドルを下回り安定しているが、数年後にはさらに安くなっている可能性が高い。
去年あたりからシェールガスが安価で生産できるようになったためだ。
シェールガスとは、一般の天然ガスが採掘される地層のもっと下、泥が固まってできたシェール層というところに埋蔵されている天然ガスで、その量はアメリカ国内だけでも1000tcf(兆立方フィート)といわれている。
メートルに直すと27×1兆立方メートルとなり、アメリカ国内での天然ガス使用量が6466億立方メートルなので(2009年)、単純計算するとおよそ45年分の天然ガスが新たに発見されたことになる。
それだけを見るとあまり多くは感じないが、シェールガスは南米や中東、某国やオーストラリアなど原油の出ない地域でも1000tcf以上の埋蔵量が予想されるため、これまでの一部の地域による独占的なエネルギー価格が崩れる見通しが出てきたというわけだ(東京都が天然ガス発電所建設を計画しているが、ほかの電力会社はどうなのだろう)。
問題は、日本周辺にシェールガスがまったくないことと、地中に広がるシェール層からガスを抽出する際、メタンが大量に流出し、水質や大気を汚染するというところ。
メタンは炭素1つと水素4つが結合した分子で、一般には人体に影響はないとされているが、温室効果ガスとして地球を覆い、地球温暖化の原因となるとされている。
以前ブログに載せたが、これもその影響だろうか。
心臓の弱い方は要注意。
(http://karapaia.livedoor.biz/archives/51765990.html )
シェールガスが埋蔵されている国と地域が金のなる木を得ようと我先にと採掘を急げば、世界のエネルギー価格は劇的に低下するが、違う意味でも世界が変わってしまうかもしれない。
(http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/ir/library/meetings/pdf/110907/20110907j.pdf#search=' 天然ガス tcf')
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%82%B9 )