その日の昼過ぎ

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その日の昼過ぎ

その後、彼女から車で港に送ってもらい、東京に帰ることになりました。

港にはまばらに人がいるだけで渋滞もないので、気軽に船に乗りちょっとした、フェリー旅行のようでした。港に来る途中に彼女の小学校によりましたが、小さな小学校でクラスも１０名くらいだそうです。人数が少ない分生徒に接する時間も多くやりがいがあるそうです。

何か昔映画で見た、四国は香川県の小豆島を舞台とした「二十四の瞳」の世界のようで、昭和のノスタルジックな世界の中です。

伊豆大島の港にいた小学生が先生の方に歩んでいき、恥ずかしそうに話しかける風景は、母親に話しかける子供の用で、母親みたいに接する宮下先生がわたしより年下にも関わらず大人に感じました。

恋愛の相手よりは社会人の同僚のような感覚の２人です。