先日、81歳で父が亡くなりました。

1月終わりか2月くらいに救急車で運ばれてもう長くはなさそう…という診断をくださせれるも何とか持ち直し退院できましたが、歩くことがままならなくなり80歳の母の介護も難しいので近所の施設へ入っていました。

今思うとそこからは急速に更に衰えていく感じがしました。

たまに面会に行くたびに衰えて行っている感じでした。

そしてまた入院後はさらに早く、(と言っても延命措置をしない方針だったこともあり)最期は少し苦しそうでしたが、穏やかに息を引き取ったと思います。


生前の父は、、

典型的な昭和な父…家事と育児は母任せで遊んでもらった記憶はなく、父が仕事から帰宅すると家の中がピリッとする感じが子供ながらに伝わりました。

何もせず奴隷のように母を動かしてばかりいたり、父の機嫌で家庭内の雰囲気が左右したりするのがあまり好きではなく、思春期はもちろんパパ嫌いのママっ子でした。

そんな私も社会に出ると父の偉大さを思い知らされました。

会社の面接では尊敬する人は?と聞かれた時、咄嗟に出たのが父でした。

その答えにもちろん嘘はなく、一流企業のトップで働く父を尊敬したものでした。

あまり遊んでもらった記憶はありませんが、私が人生の選択をする時はいつも味方になってくれました。

私のマラソンも記録を楽しみに応援してくれていました。

大阪国際マラソンに出る時は必ず餞別をくれたり…近所のマラソン大会にも沿道で応援してくれていました。



昭和の日本経済を支えてきた1人として、そして家族の大黒柱として私たち家族を支えてきてくれた父。

最期は威厳のいの字もなくなりどんどん弱っていく父を見届けるのは心苦しく辛く寂しいものだったけど、81年の人生きっと悔いはないと思います。

どうか、大好きなお酒を飲んで安らかに眠ってもらいたいと思います。