激動の時代をくぐり抜けてきた
たくましさを 感じる事が多いのです。
ミチさん 83歳。
台湾出身の とっても綺麗な
おばあちゃんです。
正直、おばあちゃんに見えません。
もともと美人ですが
肌の綺麗さ、張り、
着ている服は 少々
いや、、かなり ド派手な
赤や ピンク。
真っ赤なマニキュアに
指輪がいっぱいの指。
綺麗に染められた栗色の
セミロングの髪。
花に例えるなら
大輪の薔薇という感じでしょうか…
一見、現役バリバリの
バーのママでも 通用する雰囲気です。
ただ、超マイペースで 言いたい放題。
ま。。。
早い話し わがままですな。
でも、なぜか この人と接していて
疲れないのです。
むしろ 心地よい。
それは なぜか？？と考えると
ミチさんには、世間体とか
体裁という 概念がなく
嘘がないのです。
小さい子供と 同じで
わがままを言うけれど、
そこには 計算や
ずる賢さがないのです。
それでも かなりの やり手！
商才の 持ち主です。
今まで、
数多くの商売を手がけて来て
どれもこれも
面白かったよ〜！
どれも これも
お客さん 一杯やった！
と、台湾訛りの日本語で
カラカラと笑いながら話されます。
戦後の 洋服屋から
飲食店の数々、
ちょっとこだわりの有機珈琲や
京都から仕入れてきた食材の
精進料理の店まで、
時代の流れや 流行を読む感が
あるのでしょう。
パッと 始めて
わーっと 儲けて
パパっと 引き上げ
はいっ！！
次の商売！！
こだわっているようで
変な執着もないので
時代に合わせて コロコロと
商売を変えていく事にも
何の抵抗もないのです。
かなりの エネルギーの持ち主です。
旦那さんとは 女性問題で？
これまた あっさりと
早くに 離婚され
女手一つで 子供３人を育てて
こられたのですが、
その内の 次男さんは
若い頃に病死されたり…
色んな事があり
子煩悩な ミチさんは
辛い思いを味わいながらも
商売を 続けて来られたのでしょう。
ところが、
そんな ミチさんの口癖は
私って運がいい！
何があっても
何をやっても それなりに
何とかなって、 生きて来れた。
これを
自分の才能だとか
自分の手柄だとか
そんな 概念がなくて
ただ ただ
自分は 運がいい。
そう言い切るミチさんに
ちょっと 衝撃を覚えました。
おしゃれな飲食店をやっていた頃の
店の内装のままの室内に
ベットを置いて 生活する
ミチさんの横に
笑ってしまうくらい
大きな 木彫りの観音像があり
いつも お水や果物が
供えられています。
なんか、、、
奈良の大仏さんと
生活してるみたいですねえ！
あははははは〜
ええやろ〜！
特に 何の宗教も持たない
一見 ハチャメチャなミチさんが
この世には
目に見えないものがあり
守られている事を確信するように、
その窓口となるように祀られた
大きな観音像に
ついつい 私までが
手を合わせてしまいます。
そういえば…
私も かなり 運がいい！！
むちゃくちゃ 波乱万丈なようで
今ここで生きていられる。
よく、色んな占いで言われます。
あなたは
家庭運が 悪い…
男運が悪い…
(あたっとるがな！)
でも、 それはきっと
そこで 学ぶべき課題がある
という事でしょう。
なんの問題もなければ
その分野では、
学びはできないでしょうから、
男運が悪いという事は
学びのチャンス？！
チャンスに恵まれた
私は運がいい
という事にしておきます。
亡夫 オッチャンのお陰で
飛び級クラス 大学院出 に近い
学びが 出来た気がします。
何か いい事があったら
私って 運がいい！！
一見 不幸な出来事が起こっても
そこから
学びができると思えば
私って運がいい！！
おめでたや〜
友蔵の弟子 俳句にならない俳句いつも読んで頂き お付き合い
本当にありがとうございます！